へー子さんが倒れてしまい病院に搬送された後、担当の先生からへー子さんの現在の状況を聞いた夫。その後、へー子さんのお母さんから電話がありました。フクちゃんを1週間ほど預かってくれると言うのです。
夫はフクちゃんの荷物をまとめるために、自宅へ帰ることに。
夜中11時、家に帰り洋服や哺乳瓶の準備をしていると、フクちゃんが笑っていることに気づきました。夫はこのとき、初めてフクちゃんの笑顔を見たのです!
そして「かわいいなぁ」と思うと同時に、非常事態とはいえ自分でフクちゃんの面倒を見られないことへの罪悪感が込み上げてきたのです。
「へー子さんが倒れたのも自分が無理させすぎていたのかもしれない…」
いろいろなことを考えていたら、夫は涙が止まらなくなってしまいました。
まずは自分のことを考えてくださいと言われ…
深夜、へー子さんの両親が片道2時間かけてへー子さんの家に到着。
一方、時はさかのぼりコンビニで倒れてしまったへー子さんはというと……。
救急隊員に倒れたことを聞かされ、焦っていました。大事にしたくないので、必死に笑顔を作って大丈夫アピール。しかし、自分の体が血だらけでパニックになっていました。
そしてこのまま病院へ連れて行くと言われ、夫とフクちゃんのことが心配になるへー子さん。「病院って……すぐ帰れます?」というへー子さんの問いに、「へー子さん。まず自分のこと考えよ」と救急隊員。
へー子さんは家に帰りたい一心で、体を起こしました。すると、頭がぐらーんとフラついてそこから動けなくなってしまったのです。
◇ ◇ ◇
コンビニで倒れて救急車で病院に運ばれる事態なのに、旦那さんとフクちゃんのことを心配するへー子さん。自分が倒れたら、フクちゃんの面倒は誰が見るんだろうなどいろんなことが気がかりになってしまったよう。家族のためにもしっかり治療して、早く元気な姿で家に帰れるといいですね。
監修/助産師 松田玲子