面会時間に夫が来てくれ、フクちゃんをへー子さんのお母さんたちが1カ月預かってくれることを話してくれました。
そして、「へー子さんも退院したら1カ月ほど実家で過ごした方が良いと思うんだ」と夫。
へー子さんは「そ、そうだね……わかった……」と夫の提案を受け入れることに。こうして、へー子さんは退院後実家で静養することが決まったのです。
レンタカー代もったいないなぁ…
※ てんかんは、原因が不明な「特発性てんかん」と、頭部外傷、脳卒中、脳腫瘍、アルツハイマー病など原因が明らかな「症候性てんかん」に分けられます。
※ 誤)行よ。 → 正)行くよ。
結局、入院した病院でした検査では何もわからず、睡眠不足の診断で退院したへー子さん。夫にてんかん専門の病院の紹介状をもらったことを伝え、指定された病院へ行くことに。
そして、てんかん専門の病院で再度脳波をとることになりました。
検査結果は、すべて異常なし。てんかんと思われる箇所もないとのことですが、「異常がないタイプのてんかん」だと先生は言ったのです。
へー子さんは、「健康だけれど病気です」と言われたような気がしました。
検査の結果が出てから数日後、へー子さんはついに実家に帰ることに。
実家へは、レンタカーを借りて夫が運転をすることになっていたのですが、それに対してへー子さんが「レンタカー代もったいないなぁ……」と言うと……。
「レンタカー代ケチってへー子さんがひとりで倒れたらどうするの?」「君が倒れたことでいろんな人が動いてくれたんだよ? みんな心配したんだよ! わかってる!?」と夫。
へー子さんが軽率な発言をしたことに対して、夫は説教をしたのでした。
◇ ◇ ◇
レンタカー代を節約しようとして、旦那さんに怒られたへー子さん。心配している旦那さんにとって、へー子さんの発言は納得がいかなかったのでしょう。時には家族に甘えることも大切ですね。
監修/助産師 松田玲子