家族の協力のもと休ませてもらうことに
日曜、まずは朝寝坊させてもらいました。なかなか休めない日々の中、朝からのんびりできる幸せを改めて実感。昼過ぎには、ママにべったりだった6歳の子どもが「ママを休ませるために」と、ひとりで近くの親戚の家へ。
普段なら、日曜は一緒に公園やレジャーに出かけていたので、私としては息子に寂しい思いをさせてしまったかもという罪悪感もありました。でも、今日はしっかりと体を休める日。私自身、子どもと離れる時間も大切なのかもと心を鬼にして、ひとりで休ませてもらいました。
鉄分補給メニューに早寝
夜は夫が帰宅後、夕食を作ってくれました。まぐろとぶりのお刺身、ブロッコリーにいちごなど、鉄分豊富で体にやさしいメニュー。生理で貧血気味になりがちな私のために、夫が気をつかって作ってくれたのです。
その後は夫が夕食の片付け、子どものお風呂、寝かしつけまで担当してくれたので、私は自分のためにゆっくりお風呂に入り、早めに就寝することができました。
翌日、いつもの生理中より顔色が良くなっていたように感じ、改めて生理期間にゆっくり体を休めるということの大切さに気づいたのです。
最初から休めたわけではなかった
私が「休みます」宣言をするまでは、長い道のりで何年もかかりました。出産したばかりころは、夫は育児ができず、子ども向けの食事も作れませんでした。子どもはママにべったりだったため、休日に離れるのはかわいそうで……。
そんな思いから私はひとりですべてを背負い込み、「生理だろうが、私が頑張るしかない」と無理をし続けてしまったように思います。その結果、PMS(月経前症候群)が重くなったり、生理前も生理中も過剰にイライラが抑えられなくなったり……ということが増えたのです。そして、このままではいけないと思うように。
時に喧嘩をしながらも、少しずつ夫に家事や育児、身の回りのことなどを根気強く教え続け……その結果、今回の「生理休暇もらいます」につなげることができたのです。
生理の重さは個人差があるので、そのつらさを全員に理解してもらうというのは難しいのかもしれません。だからこそ、自分が自分を労わる時間は大切なのだと感じました。
私自身、今では休みたいときに「休みます」と宣言し、家族に協力してもらいながら体と心を休ませて栄養をとり、たっぷりと寝ることができるように。そうやって自分を労わることで、体と心がラクになってきたように思います。家庭内での生理休暇が、広まるといいなと思う私でした。
著者/宇佐美にこ
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
ムーンカレンダー編集室では、女性の体を知って、毎月をもっとラクに快適に、女性の一生をサポートする記事を配信しています。すべての女性の毎日がもっとラクに楽しくなりますように!