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「聞き取りづらいとクレームが…」声が出づらくなり滑舌悪化! 私の滑舌改善トレーニング【体験談】

電話取材の仕事をしています。取材の録音データを企業に納品し、その音源をもとにライターが原稿を書くという仕組みです。1年前、ライターからのフィードバックで「聞き取りづらい」というクレームを受けました。改善に取り組みましたが、その後もクレームが。そういえば、2年ほど前から異常に喉が乾くように。家族との会話も聞き返され、取材中に急に喉が詰まり、声が出づらくなることもありました。滑舌改善のためにおこなったことを紹介します。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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飲んでも飲んでも収まらない異常な喉の渇き

2年くらい前から、異常に喉が渇くようになりました。私は朝目覚めたら常温の水を1杯飲む習慣があります。ある朝、水を飲み終えて弁当と朝食の支度をしていたら、飲んだばかりなのに喉が渇いてしまいました。

 

我慢しましたが渇きは増す一方なので、手を止めて水を飲もうとしたのですが、なぜかコップ1杯の水を一気に飲み干すことができません。仕方がないので、喉が渇いたら水をひと口、乾いたらまたひと口と少しずつ飲むようにしていたら、気付くと午前中だけで約1Lの水を飲んでいました。

 

「声が聞き取りづらい」仕事でクレーム発生

電話する女性

 

喉が渇くので、1日中水分を摂取するようになりました。思い返すと、同時期からゆで卵を食べると喉に詰まるようになり、家族と会話をするときに舌が回らず「なんて言った?」と聞き返されることが増えました。また、電話取材中に急に喉が詰まり声が出づらくなることもありました。そして約1年前、ライターからのフィードバックで「声が聞き取りづらい」というクレームを受けました

 

早急に改善しなければならないと朗読講座に申し込みましたが、開講予定だった講座は当時コロナ禍で延期に。そのため、先輩の音源を聞いて自分なりに改善を試みましたが、その後のフィードバックでも同じクレームが届きました。幸い、朗読講座はそのあとすぐに開講。講座では腹式呼吸や発声の基礎を学びました。

 

しかし、下腹に力を入れておなかから声を出そうとすると、喉が苦しくなるのです。講師に相談すると「腹筋が弱いのかも。腹式呼吸の練習をするように」というアドバイスを受けました。腹式呼吸はできるようになりましたが、腹式呼吸の発声がうまくできず、3カ月の講座期間中には身につかないまま、講座は修了してしまいました。

 

 

滑舌悪化の原因と、滑舌改善トレーニング

女性の口元

 

次に話し方講座を1日体験。すると講師から「顔の筋肉が動いていない」との指摘が。その言葉で、昔老人ホームで働いていたとき、嚥下障害のある入居者さまが無表情だったことを思い出しました。もしかしたら私も老化なのかもと、「老化 更年期 喉が渇く 舌が回らない」で検索。日本訪問歯科協会のサイトに唾液の分泌量が低下すると舌が動かしにくくなったり、口の周りや舌の筋力が低下したりするとあるのを見つけました。

 

「唾液の分泌量の低下で舌が回らなくなり、口の周りや舌の筋力が低下した。滑舌を良くするためのトレーニングをしなくては」と思いました。そこで、実践したら滑舌が改善できたとネットで評判だった『話し方が上手くなる!声まで良くなる!1日1分朗読』(東洋経済新報社/魚住りえ著)を購入。この本を参考にしてほぼ毎日、3つのトレーニングをしています。

・腹式呼吸で声を出す

・舌を回す、上下左右に動かす

・早口言葉を言う

 

1週間たたないうちに、最初は言えなかった「どじょうにょろにょろみにょろにょろ あわせてにょろにょろむにょろにょろ」などの早口言葉が言えるようになり、上達を実感しました。

 

まとめ

練習を続けて1カ月たった今では、舌が回るようになったので、普段の会話で家族に聞き返されることも少なくなりました。自分の取材音源を聞き返しても、少しは滑舌が改善されているのではないかなと思います。ただ1日でも練習をさぼると、早口言葉が言えない、または言いづらい状態に戻ってしまうので、トレーニングは継続が何より大事だということも実感しています。

 

唾液の分泌量の低下に関しては、まだ何の対策をしていないので、今後は策を講じていき、トレーニングと併せて仕事の質の向上につなげていきたいです。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

【駒形先生からのアドバイス】

唾液の分泌量の低下は膠原病の初期症状の可能性があります。上記の内容で効果がない場合や心配な方は内科で精査してもらうことをおすすめします。

 

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著者:しばこ

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