ママになったのをきっかけに仲良し姉妹の関係に亀裂
私と2歳違いの姉は幼少期から仲良し姉妹で、ほとんどケンカをすることもなく大人になりました。しっかり者の姉は早くに結婚して3人の子どもを産み、専業主婦として家事と育児を完璧にこなしています。
一方の私は30代後半にして結婚。そして妊娠、出産を経験しました。ママになってからは、姉に子育ての相談にも乗ってもらうように。そして出産から1年で仕事復帰した私は、夫の協力を得て仕事と家事育児を両立する日々を送っていました。
私が仕事復帰をしたころから、姉との関係に変化が。私が早期断乳したことに対して「自分優先すぎる」と言ったり、子どもに市販のベビーフードを与えると「味覚が育たない」と言ったり……否定的な意見を言われることが多くなりました。子どもはひとりと決めていた私たち夫婦に対して「ひとりっ子はかわいそうだ」とも。夫婦の生活設計にまで口出しされることに嫌気がさして、ついに姉に反論。久しぶりの姉妹ゲンカに発展してしまいました。
私たちが幼いころ、両親は共働きでした。親の不在時、姉は「妹の面倒を見なきゃ」と気負う半面、寂しさを感じることもあったようです。幼少期から責任感に駆られていた姉と、ただ無邪気に遊んでいた私。お互いに子どもができてから、価値観の違いが浮き彫りになったのでした。
しばらくは実家で顔をあわせても、お互いそっけない態度をとっていました。でも、昔から仲の良かった姉をきらいにはなれません。お互いの子どもが手を離れたら、早く昔のように仲良く話せる日が来ることを願っています。
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作画/mosu
著者:上村まおこ
2歳の子どもを育てるアラフォーママ。体力がついてパワフルさを増す子どもと、体力低下の一途をたどる自分との反比例の法則が悩ましい日々。たまのひとり時間に映画館に行くのが癒やし。