ママを気遣うやさしい娘。でも本当は…?
コロナ禍に第2子の出産を迎えた私。入院する病院では、夫と実母のみに面会が制限されていたので、当時5歳の長女は病院に来ることができませんでした。第2子となる男の子が生まれてからは、娘とテレビ電話で通話。画面越しに見る弟の姿に「早く会いたいな!」とお姉ちゃんぶりを発揮。家での様子を夫に尋ねても、寂しがるそぶりはないということだったので、私はすっかり安心していたのです。
ある日、娘が私の入院している産院にやってきました。中には入れないので、病院の外で、窓から顔をのぞかせる私を見上げながら電話でお話する形での面会。それでも娘はうれしそうに「体しんどくない?」「赤ちゃんのお世話は大変?」と私を気遣ってくれました。
その日の夜、夫から電話が。なんと娘は帰宅するなり「ママが元気でよかった」と目に涙を浮かべていたそう。ママを心配させたくない一心で、小さな体と心で、一生懸命寂しさと闘っていた娘のことを思うと、胸が張り裂けそうでした。
娘の本当の気持ちに気づけなかったことを猛省した私。2人の子育てをスタートするにあたり、「子どもの気持ちに寄り添うことを大切にしなければいけないな」と感じた出来事でした。
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作画/Pappayappa
著者:平のぞみ
6歳女の子と0歳男の子を育てる30代ママ。上の子は外遊びが好きで、休日は家族で公園へ行くことが多い。公園遊びが楽しくなるグッズ集めが趣味。