とてもやさしく接してくれた
付き合う前の彼は、仕事やプライベートの相談にのってくれるやさしい人でした。
また、私は生理で体調を崩しやすく、彼に「どんなことがつらいのか」など詳しくは話していませんでしたが、彼は私の体を気づかってくれ、私が体調を崩した際はカイロや痛み止めを準備してくれていたことも。彼には姉がいたため、生理の理解があるのかなと感じていました。私が生理でイライラしているときも嫌な顔をすることなく、そっとそばにいてくれるような人でした。
そんなやさしい彼に惹かれ、付き合うことにとなったのです。
付き合い始めると変わってしまった彼
付き合い始めて3カ月の記念日。その日、私は生理中で体調を崩していました。それでも彼から「会いたい」と言われたため、私は彼と会うことに。ただ、出かけることはきつかったので、「家でゆっくり過ごしたい」と伝えました。彼はその提案に了承してくれ、私の家で過ごすことになったのですが……。
私が休んでいる間、そばで映画鑑賞をしていた彼。映画を見終わると……「飽きた。外出しよう」と言ってきたのです。
「今日は家で過ごすことだったはずなのに」という思いの中、私が「体調が悪くて」と断ると、なんと彼から返ってきたのは「めんどくせぇな。生理ごときで」という言葉。
彼から発せられたまさかの言葉に、私はショックを受けてしまいました。
彼の行動で大惨事
その日をきっかけに、生理の日に会うと彼は舌打ちをしたり物に八つ当たりをしてきたりと苛立った様子を見せるようになりました。あまりにも不機嫌になるので、生理期間は彼に会わないようになったほどでした。
しかし、付き合って半年が経ったころ、私の生理中に彼から「会いたい」という連絡が。私は生理中で体調が悪かったので彼の提案を断りました。
すると数時間後、彼が突然、私の家に押しかけてきたのです! そのとき、私は実家に住んでいましたが、彼は私の部屋まで勝手に入ってきて、「生理で体調悪いとか俺には関係ない」と言い、私をベッドから引きずり出したのです。
私は、突然ことと体調の悪さで足に力が入らず、そのままベッドから倒れてしまいました。
生理のつらさを理解しきれなかった彼
その後、音に驚いた弟が私の部屋にやってきたことでその場は収まりました。そして、倒れて体を打っていた私は弟に連れられ念のため病院へ行くことに。私の診察中、彼が弟に「生理くらいで大袈裟だ」と話していたようですが、弟が「生理の重さは人それぞれで、姉(私)は重たいほうだ」と説明してくれていたそうです。
そのとき、私は大したけがはしていませんでした。しかし、このことをきっかけに身の危険を感じ彼とは別れることに。そして、お付き合いする人には「自分の生理がどのくらいつらいのか」「どんな症状なのか」しっかり話して、理解してもらいたいと強く心に思ったのでした。
著者/櫻井 藍
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
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