40代は健康的にダイエットしたい
20代のころに10kg減量したダイエットは、糖質制限するという方法でした。食べるご飯の量を減らし、お菓子などの甘い物をとらないというもの。かなり制限をかけたことで、早い段階でスルスル体重が落ちていきました。見た目にもスリムになったため、モチベーションがアップする好循環で、痩せることができたのです。
それが子どもを出産し、40代になった今は若いころと違い、基礎代謝も下がっています。さらに、疲労感やイライラ、気分の浮き沈みなど、さまざまな体の不調や変化を感じてきました。そうしているうちに、気付けばおなかから下に脂肪がついて太ももが太くなる、おしりが垂れてくるな体形の変化が気になるように。
しかし、40代に入った今、更年期を前に心身や体調の波を感じ始め、健康を意識するようになっていました。健康的な生活を送るためには、体が資本です。そのため、20代のころのように食事制限だけのダイエットは体調を崩すことにもなり、危険だと思ったのです。すぐに痩せたいという思いはないものの、今の私にできる健康で効果的なダイエットはないものかと、漠然と考えていました。
夫がすすめたトランポリンダイエット
これまでダイエットと無縁だった夫ですが、おなか周りに浮き輪のように脂肪がつき、痩せるダイエットを模索していました。理論派の夫は、ただ痩せるという話に飛びつくことはしません。無駄な努力を費やしたくないという理由から、なんでも理論上可能だと判断したことを実践するタイプ。もともと運動嫌いで体を動かす習慣がなかった夫ですが、コロナ禍によるリモートワークで感じていた運動不足とポッコリおなかを解消しようと、トランポリンを購入することになりました。
トランポリンのスペースは半畳ほどです。折りたためるので、コンパクトに収納できます。天候に左右されず、自宅で空いたときに好きなだけ跳べるのがメリットです。
トランポリンの効果として、商品説明には「トランポリンは楽しくジャンプするだけで、有酸素運動ができ、無意識に体のバランスを取ろうとするため、体幹トレーニングにもなります。足や腰への負担が少ないので、子どもから大人まで楽しむことができます」とありました。
いつになく積極的に行動している夫に感化され、私もおこなってみることにしました。ダイエットのためには、毎日続けなければ成果は出ません。毎朝2分間跳ぶと決めて、生活の流れの中にトランポリンを取り込みました。
夫がルーティンワークとして続けているのを見ていると、ついさぼりたくなる気持ちを改め、続けることができます。モヤモヤやイライラしたときに跳ぶのも効果的です。ストレスの発散にもなり、日々の生活で感じていた疲労感が和らぎ、活動的になってきました。
サプリで便秘が解消、おなかがスッキリ
ダイエットをするためには外からのアプローチだけででなく、食事の量や内容も見直すポイントだと思いました。20代のころのような食事制限で単純に減らす方法ではなく、年齢に合ったちょうど良い量や内容に変えていくことが大切と感じたのです。
40代に入って以前よりも食事量は多くなくても、満足するようになってきました。内容もこってりした脂ものの食事よりも、あっさりさっぱりのヘルシーな食事を好むようになり、嗜好(しこう)も変化しています。私の場合は、自然に食事量や内容が年齢に見合った形にシフトしていると感じたため、食事に関しての具体的な改善点が見つからずにいました。
ただ私は便秘気味で、いつもおなかの調子がいまいちでした。ダイエットや健康のためにも便秘を解消しようと、効果的なサプリを探しました。私が試したのは、サイリウムです。オオバコの種子を砕いたもので、食物繊維を多く含んだもの。保水性と膨張性に優れており、水分を多くとることで、便秘を改善する効果が期待できるそうです。
サプリメントはものによって、いろいろな添加物が入っていることがあり、体への影響が気になっていました。その点、サイリウムはオオバコ100%で余計なものが入っていないところが利点です。最初は自分の体に合うのか不安でしたが、便秘は解消し、おなかもスッキリ。不要なものを体の外へ出してくれるため、肌の調子が良くなり、化粧のノリが変わりました。ダイエットというよりは健康的な体を維持するために、トランポリンと並行してサイリウムを続けることにしました。
ダイエットは継続中ですが、体重は少し減り、見た目もおしりや太ももが締まって細くなったと夫から言われました。たしかに、以前よりボトムスがスルっとはけて、太もも、ウエスト周りに余裕ができ、効果を実感しています。
まとめ
40代にもなった今はハードなダイエットは長続きしませんし、体を壊してしまいます。心身の変化も考慮した緩く続けていける方法がベターだと感じています。
20代のころのダイエットは痩せることが目的でしたが、現在は健康を意識した体づくりを理想にしたいと思っています。夫が続けているので、お互いに変化を確認し合え、疑問点などを解消しながらできるのが良いところだと感じています。三日坊主にならずに習慣化できているのも、そのお陰でしょう。これからも、健康的に年を重ねられたらと思います。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
【駒形先生からのアドバイス】
体重が5kg増えると、膝にかかる負担は重力も併せて約15kg増加すると言われています。運動する際、増加した体重を見ながらおこなわないと、膝や足首を痛めてしまうことがあるので気を付けましょう。
イラスト/村澤綾香
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著者:はな
小学生の子どもがいる。料理をすること、ヨガや瞑想にハマっており、シニア犬とともにマイペースな暮らしを実践中。