ホテル掃除のアルバイト
私は本業でデスクワークをしているのですが、隙間時間を使って副業をしようと思い「せっかくならデスクワークとは違ってたくさん動く職種がいいな」と、ホテル清掃のアルバイトをすることにしました。
ホテル清掃はいろいろな場所をきれいにするためにたくさん動きますし、重い清掃道具を持ち運ぶことも少なくありません。重労働だと感じることもありますが、仕事をしながら運動不足を解消できるため、楽しく働くことができています。
太ももに違和感が…
そんなある日、客室清掃をしていた私は太ももにツーっとなにかが伝うのを感じました。生理2日目だった私は、すぐに「経血だ!」と経血漏れを察知! お尻を確認すると、なんと制服のズボンに経血のシミがついていたのです。
多い日用のナプキンを着けてしっかり対策をしていたのですが、仕事中にたくさん動いたことでナプキンがずれてしまったようで……。汚れた制服とナプキンを交換したくても、スタッフルームは客室から離れた場所にあったため、私は途方に暮れてしまいました。
先輩たちの連携プレーに感謝
しかし、経血漏れを放置してしまっていては、客室を汚してしまう恐れもあります。私は近くにいた女性の先輩スタッフに、経血漏れしてしまったことを相談しました。すると、先輩はすぐに「スタッフルームに行きましょう」と言ってくれたのです。
そして、先輩は仲のいいスタッフ数名に「ちょっと助けて!」と声をかけました。経血漏れのことは言いませんでしたが、声をかけられたスタッフは事態を察してくれたのか、ズボンに経血がついている私を隠すように取り囲み、スタッフルームまで連れていってくれたのです。
スタッフルームまでの道中、事情を知らない他のスタッフが「どうしたんだ」と驚いた様子で見ていましたが、先輩が「先輩が後輩を連れて行きま〜す!」と冗談を言って場を和ませてくれたおかげで、私はロッカーに入れていたナプキンと制服を無事に交換することができました。
スタッフルームまで移動する途中、私が「すみません」と謝ると、先輩たちは「いいのよ」「私たちに任せて!」と言ってくれて、その心強さに感動しました。この出来事以降、生理中のバイトではフィット感の強いナプキンやサニタリーショーツを選んで、今まで以上に経血漏れ対策をするようにしています。
著者/ごとうゆき
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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