その日は登校したあとに一度だけナプキンを交換したのですが、約25年前の当時は今のように吸収力の高いナプキンがなく、経血が溢れ出てしまったようです。そのあとはかばんや上着で汚れたズボンを隠しながら帰り、家に着いたあとに着替えて、汚れた洋服は母に洗濯してもらいました。
男の子たちにクスクス笑われたのがとても恥ずかしく、私の中でしばらく経血漏れはトラウマとなりました。それからは、できるだけナプキンをこまめに替えるようにしています。
今思えば、当時からもっと頻繁にナプキンを交換しておくべきでした。当時は生理を恥ずかしいものだと思っていたのですが、恥ずかしいことではなく体の成長の過程で起こる現象なので、男子に笑われても「何が悪いの？」と言わんばかりに、堂々としていればよかったなと思います。
原案／おおた りおさん
作画／モリナガアメ
監修／助産師 松田玲子
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