過去のフラッシュバック
自宅で大量出血を起こし、貧血と出血性ショックで床に倒れてしまったひぽぽさん。病院に駆け込んで検査を受けたところ、「子宮内に3〜4cmほどの筋腫があるのですが、それが子宮外に飛び出してしまっていますね」とのこと。
検査翌日、腟から器具を挿入して子宮筋腫を摘出する手術がおこなわれました。大量出血による貧血を起こしていたひぽぽさんは、すぐには退院できずしばらく入院生活が続きます。そんなある日、『子宮全摘』というワードが病院内で聞こえてきて、過去のつらい出来事がフラッシュバックしたひぽぽさんは……。
※看護士→看護師
ひぽぽさんは、抗生物質を飲むと下痢になったり全身がだるくなったり、気持ち悪くなったりしてしまうのだそうです。看護師さんに整腸剤を飲んでもいいか尋ねると、「抗生剤の副作用の下痢は想定内なので」と言われてしまい、気合いで耐えることに。
4人部屋はカーテンで仕切られているだけなので、ほかの患者さんの話は筒抜けになっていて、症状や手術内容まですべて聞こえてきてしまいます。
ひぽぽさんの手術翌日、ひぽぽさんを残して3人が一気に退院したそうなのですが、その翌日にまた新しい患者さんが入院してきて……。
もう何年も不正出血に悩まされているひぽぽさんは、子宮全摘をするという同室の患者さんの話が聞こえてきて過去のつらい出来事がフラッシュバックし、今後のことが不安になってしまい、
ーー私も今回の手術で不正出血を根治できたわけじゃない。いつか私も子宮全摘をすることになるんだろうか……。怖い……!!
と、恐怖で胸がいっぱいになってしまいます。
ーー子宮全摘したあとの患者さんの様子を同室で見ていかなきゃいけないなんて、怖すぎる。もう退院して早く家に帰りたい……。
いろいろ考えた結果、退院後はしばらく実家を頼ることにしたひぽぽさん。
しかし……
母からは「実家に住むのはいいんだけど、まだ体調が悪いならしばらく病院に入院させてもらったほうが安心感はあるよね」との返事。
ーーこんな体だから、どこにいても迷惑をかけるだけだ……!
と、ひぽぽさんは自分を追い込んでしまったのでした。
『子宮全摘』という言葉を聞いて過去のつらい出来事がフラッシュバックしたことで、自分を追い込んでしまったひぽぽさん。ひぽぽさん本人も書かれているとおり、貧血や腸内環境の悪化がうつの引き金かもしれませんし、手術後はどうしても心身が弱ってしまいますよね。環境を変えてみると気分がラクになることもあるので、体調が落ち着いて医師から退院許可がもらえ次第、心休まる実家に戻ってゆっくり療養してほしいですね。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
監修/助産師 松田玲子
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