サイズの合わない避妊具を使ってコトに及んだら…
大学生のころ、自衛隊で働く男性と知り合って付き合い始めた私。これは、付き合って間もない時期に大好きな彼ととんでもない大失敗をしてしまった、今でも忘れられない出来事です。
その日はラブホテルで一夜をともにすることとなった私たち。いざ……というところで、彼が「コンドームを持ってくるのを忘れた」と言ってきたため、ホテルに置いてあったコンドームを使うことにしました。
コトが終わってビックリ! ホテルにあったコンドームが彼のサイズに合わなかったようで、私の体の中でコンドームが取れてしまっていたのです! 体内でそんな状況になっているとは露ほども思わず、私たちはそのまま最後までしてしまいました。
翌日、怖かったけど勇気を出して人生初の産婦人科へ!
気づいたときは「えっ? ヤバっ!!」と、2人して大慌て。なんとかコンドームは体内から取り出せたものの、避妊に失敗しているのは明らかです。まだ私は大学生だったので、驚きと同時に「もし妊娠したら……」と強烈な焦りを感じました。
彼も「避妊できてないよね。赤ちゃんできちゃったらどうしよう」と不安げな様子。私が友だちから聞いて知っていたアフターピルの存在を彼に伝え、翌日に2人で産婦人科へ行ってアフターピルをもらうことにしました。
私にとっては人生初の産婦人科。すごく緊張したけれど、とにかく「妊娠したらどうしよう」という一心で勇気を出しました。確かその日は日曜日。病院に電話を入れて事情を説明し、特別に受診させてもらったと思います。
アフターピルを服用すると…
診察後、アフターピルをもらって飲んだのですが、副作用の吐き気がとにかくひどかったことを覚えています。
しかし、事前に医師から「効果がなくなるから吐かないで」と言われていたので、気合いで吐くのを我慢。それでも、「どうして私がこんなに苦しまなきゃいけないの!」との思いは抑えられず、少し泣いてしまいました。
数日後、生理がきたとわかったときは、心の底からホッと安堵したのを覚えています。
コンドームのサイズが合わないと、体内で取れてしまったりズレてしまったりして、きちんと避妊できないことがあるんだと、このとき学びました。あんなつらい副作用に襲われるのは二度とゴメンです。そのことを彼にしっかりと伝え、「次からは彼に合うコンドームを持ち歩くようにしよう」と、2人で話し合いました。
この出来事はずっと忘れられない記憶になりましたし、今後も避妊にはしっかり気をつけていこうと思います。
監修/助産師 松田玲子
文/花田そたママさん
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