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「子どものため」と自分に言い聞かせ離婚はしないと決めたけれど、むなしい気持ちに #見えない地獄 38

「見えない地獄」第38話。ごく普通の家庭だと思っていた夫。それがある日、他人からは決して見ることができない地獄を見ることに……。しっかり者の妻に感謝している夫・勇気。しかし、妻の怪しい電話の会話を聞いて浮気を疑っていた中、1カ月の出張へ。疑惑を晴らすため出張先から内緒で帰省しますが、男と一緒にいる妻を目撃。しかし、証拠がないため妻は浮気を認めず、子どもたちにも指示を出して勇気を無視する生活を送るように。そんなある日、妻がスマホをリビングに置き忘れていたため、勇気は浮気相手との「LINE」画像を証拠としてゲット。その証拠から、妻が浮気に至った経緯を推測します。しかし勇気は、離婚=子どもたちが不幸になると考えて……。

妻のスマホからようやく浮気の証拠をつかんだ勇気でしたが、「子どものために離婚はできない」と考えてしまいます。どれだけ妻が嫌いでも、家族が自分を避けていようとも、今までの生活を続けることにしました。

 

とはいえ、猛烈にむなしい気持ちにも襲われて……。

 

子どものために離婚はしないと決めたけど

見えない地獄38

 

見えない地獄38

 

見えない地獄38

 

 

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見えない地獄38

 

見えない地獄38

 

見えない地獄38

 

友だち家族と出掛けていた長女に「どこに行ったんだ?」と聞いても安定の無視。そんな長女と話す妻の声を聞いていると、浮気相手とのLINEが頭に浮かんできます。妻のことなどもう好きではないとはいえ、やはりイライラはしてしまいます。

 

このころから、勇気は家での時間のほとんどを2階で過ごすようになっていました。家族から無視されることに慣れたとはいえ、猛烈にむなしい気持ちに襲われ、泣きそうになることもありました。さすがに、家族の前で泣くことは避けたかったし、リビングに居る意味がないと感じたからでした。

 

布団しかない自分の部屋だけが、勇気の居場所でした。

妻の浮気の証拠をつかんでおきながら何もせず、家族から無視され家族として扱われない生活を、勇気は5カ月も続けました。妻のLINEを見る前と合わせると1年以上も……。

その間、勇気は誕生日を迎えましたが、だれからも「おめでとう」の言葉はありませんでした。帰宅すると、家に誰もいない日もありました。

 

つらかった出来事を挙げればキリがありませんが、そのすべてを子どものために我慢しました。何があっても子どものためだと、自分に言い聞かせて過ごしました。

 

あまりにもつらいときは布団に潜り、声を殺して泣いたこともあります。何も考えないように、無我夢中で働きました。

 

子どものため! 子どものため! 子どものため!

でも結局、それは間違いでした。

 

 

家族から家族として扱われない生活が1年以上も……。慣れたと勇気は言いますが、そんな生活に慣れることはないですよね。子どものため! という考えも大切だとは思いますが、ふとむなしさに襲われるのは当然だと思います。間違いだと気付いている勇気ですから、前を向ける決断ができるといいですね。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

 

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      この人、37歳にもなってバカなのかな。

    この記事の著者
    著者プロファイル

    マンガ家・イラストレーターガマ太郎

    ブロガー。壮絶な離婚を経て、再婚し、人生2週目に入っている。離婚経験を役立ててほしい一心でブログを開設。作画は妻のもこが担当。

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