家族で温泉旅行へ
ある日、私と夫と4歳になる息子の3人で、たまには家族旅行へ行きたいねという話になりました。「ゆっくり過ごしたい」という夫の希望で、宿泊する旅館にある温泉に入ることに。家族みんなで予定を合わせて日程を決め、宿泊地を選び、温泉旅行に行くことをとても楽しみにしていました。
当日の朝、まさかの生理に!
そして、待ちに待った旅行当日の朝。私は荷物の最終確認をし、準備が完了していることを確認してから、出発直前にトイレに行きました。
しかし、トイレで下着を見てびっくり。なんと、予定日より早く生理がきていたのです! 「生理になったから温泉には入らないほうがいいよね」「せっかく計画した家族旅行での温泉だったのに残念」と、とても悲しい気持ちに……。
タンポンを使って温泉に入ることも頭をよぎりましたが、このとき家にタンポンがなく買いに行く時間がなかったことと、もし入浴中に経血が漏れてしまったらほかのお客さんの迷惑になってしまうという気持ちがあったため、温泉に入ることはあきらめて、今回は宿泊先の部屋のお風呂に入ることにしたのです。
息子からの質問
温泉に向かう道中、タイミングを見計らって「生理がきて、温泉に入れなくなってしまった」と夫に伝えると、夫は「そっか、わかった。温泉に入れないことは残念だけれど、仕方ないね」と言いました。
そして宿泊先に到着し、温泉に行く時間に。夫と息子が温泉に向かおうとしていたため、私は息子に「ママは部屋で待っているね」と伝えました。すると息子が、キョトンとした様子で「なんで、ママは温泉に入らないの?」と聞いてきたのです。
私は、息子からの突然の質問に思わずアタフタ。「ちょっと理由があって……」とごまかそうかとも思いましたが、正直に理由を話したほうがいいと思い「ママは今生理というものになっていて、体から血が出ているの」「だから今日は温泉には入らないんだよ」と伝えました。
最初は「なんで?」「どうして?」の連続だった息子も、最後まで話を聞き終わるとなにか事情があって温泉に入れない、ということはわかった様子でした。
生理の話は息子にとっても大切な話。あのとき、ごまかさずに話してよかったと思っています。今回の話が、今後の息子の人生において役に立つといいなと思っています。
著者/nanoka22
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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