「もう必要ないわw」倒産寸前の義実家を救ったのに…義母＆義兄が大暴走！ その結果は？

 

パニ子の夫であるユウヤの実家は老舗旅館で、現在は義母と義兄が経営に携わっています。ユウヤは実家の旅館ではなく、別の旅館に勤務していました。

 

ある日、義母から「実は……旅館が倒産寸前になっているの……」という連絡を受けたパニ子。義母はキャリアウーマンであるパニ子の手腕を買って、旅館の立て直しをしてほしいのだとか。

 

なぜ息子のユウヤに連絡しないのか不思議に思ったものの、後妻である義母にとって先妻の子どもに頼ることはしたくないのだろうと結論付けました。

 

パニ子は勤めていた出版社を退職し、義実家を救いに行ったのでした。

 

パニ子は旅館で働いてくれている料理長や仲居とコミュニケーションを取り、まずは信頼関係を築くことに。

 

それからSNSを通じて地元の人たちとも積極的に関わろうとしました。そして、出版社時代の人脈を使って旅行雑誌に旅館を取り上げてもらうことにも成功！

 

2年という歳月をかけ、倒産寸前だった旅館に活気が戻ってきました。さらにその1年後、旅館は海外からも宿泊客がやって来るほどに大繁盛！

 

ユウヤの実家が倒産しなくてよかったと思ったのもつかの間。パニ子は義母から「お疲れ様！ あなたもう必要ないわw」と言われたのです。

 

しかも義父が経営していたころから勤めている料理長や仲居たちを「長くこの旅館に勤めてるやつらは、給料ばかり高いからみんなクビw」と突然解雇したのです！！

 

この旅館は明日以降も予約客でいっぱい。パニ子はユウヤの勤務先や近くの旅館に連絡し、予約客を受け入れてもらうように手配しました。

 

そして事情を聞いたユウヤは、予約客の受け入れだけではなく、解雇された従業員の新しい勤務先まで探してくれたのです。

 

解雇騒ぎから2日後、義母と義兄がパニ子の家を訪ねてきました。義母は「私たちが悪かったわ！ お願い、助けて！！」と何やら困った様子。

 

どうやら、義母たちはベテラン従業員の補填を人材派遣会社の人員でおこなっていたらしく……これまでのおもてなしは一切できなかったのだとか。

 

その後、旅館は倒産。従業員たちの給与や旅館の解体費用など、義母と義兄は借金まみれになってしまいました。

 

一方、パニ子とユウヤは今働いている旅館を継ぐことに！ パニ子はユウヤと共に、今日も最高のおもてなしをしています。

 

義母と義兄の暴走によって倒産してしまったユウヤの実家。せっかくパニ子に助けてもらったのに……喉元過ぎればなんとやら、ですね。