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「30歳で独身なんて欠陥品」同窓会で馬鹿にする同級生⇒尻尾を巻いて逃げ出したワケは?

私は現在29歳で独り身の会社員です。高校を卒業したのち東京の大学に進学し、そのまま東京で就職をしました。ある日、30歳を迎える節目を前に、高校の同窓会の案内が届きました。楽しみにしていたのですが、当日、性根の悪い3人組が私に文句をつけてきて……?

「30歳で独身なんて売れ残りね」同窓会で見下してきた意地悪な同級生⇒尻尾を巻いて逃げ出したワケは?

 

同窓会に合わせて帰省することに

29歳で独身の私は、上京してからずっとひとり暮らしをしながら、仕事に打ち込んできました。刺激がたくさんある東京での暮らしは大好きです。一方で、のんびりとした地元の雰囲気も同じくらい好きなので、年に数回ほど地元に帰省しています。今回は高校の同窓会が開催されるらしく、日程を調整して帰省することにしました。

 

私には、社会人になった今でも仲よくしている幼なじみの女性がいます。同窓会前日、地元に着いた私は幼なじみと久しぶりに会ってランチをしました。自然と同窓会の話題になったとき、幼なじみが「あの意地悪トリオもくるらしいよ」と言います。

 

高校3年生のとき、東京の大学への進学で上京が決まった私に対して、さんざん嫌味を言ってきた女性3人組がいました。「東京に行くなんて気取ってるわね」とか「ガリ勉だからねー!」とか……いろいろと悪態をつかれて、どう言い返したらいいのかわからず、大変だったのを覚えています。

 

意地悪トリオにさっそく絡まれてしまい…

幼なじみから「明日の同窓会にはあの意地悪トリオもくるらしいよ」と聞き、私は「まあ……あれから10年くらい経ったし、彼女たちも少しは大人になったんじゃないかな?」と返しました。だからといって彼女たちと積極的に話す気もなく、私たちは「明日はなるべく彼女たちと関わらないようにしよう」と決めて、その日は別れたのでした。

 

迎えた同窓会当日。会場に到着して幼なじみの姿を探していると……「やっほー! 久しぶりー!」と、満面の笑みでこちらに向かってくる3人組が見えました。そう、彼女たちこそが意地悪トリオ。会場に入って早々、嫌な3人組に捕まってしまいました。

 

適当に相づちを打ってすぐにその場を離れようとしたのですが、3人はこのあと私に逃げる隙も与えないまま、口撃をしかけてきたのです。

 

大勢の前でさんざんコケにされ!?

久々に会うなり、3人は「あんたまさかまだ独身なの!?」「都会で会社員をしているのに30歳で独身なんて、完全に売れ残りじゃない! 欠陥でもあるのかしら」と言い放ったのです! 私は頭にきて「職場では30歳で独身なんて普通だし、今は仕事に打ち込んでいることが楽しいから」と言い返したのですが、必死に弁解していると勘違いされてしまいます。「みじめな言い訳はいいから!」と笑われ、怒りに震えました。

 

その瞬間、壇上で開会スピーチが始まり、3人は一旦静かになったのですが……。

 

恩師や幹事のあいさつが終わると、意地悪トリオは私の肩に手を置きながら、大声で「みなさん聞いてくださーい!」「この子、アラサーの独身なんですってー!」「誰かもらってあげてー!」と言い始めたのです。何事かと同級生たちが集まってきて、注目度は上がるばかり……。私は同窓会に呼ばれて出席しただけなのに、どうしてこんな目にあわなきゃいけないのかわからず、悔しくて涙が出そうでした。

 

幼なじみや他の友人たちが意地悪トリオに向かって「いい加減にしなさいよ!」「いつまでも学生じみたことやってないで!」などとフォローしてくれたのですが、意地悪トリオは「私は独身のこの子がかわいそうだから、この子のためを思って言ってあげてるのよ!」「彼氏もいないみたいだし」と、ますます調子に乗るばかり。

 

もう我慢なりません。「黙って聞いてれば言いたい放題ね……自分基準で物事を考えるのはやめてくれる? 幸せの形なんて人それぞれでしょ」「私にとって結婚は最優先の課題じゃないの! それに、お付き合いしてる人ならいるから放っておいて!」と、再び言い返します。それでも、意地悪トリオは「彼氏がいるなんて嘘言っちゃって! 強がってるだけでしょう?」と話になりません。

 

これでは楽しみにしていた同窓会が台なしです。するとそのとき、ある男性が現れました。

 

救世主によって意地悪トリオが撃沈!

バンッ!と会場の扉を開けて入ってきたのは、私の彼氏でした。その姿を見て「あのイケメンは誰?」とつぶやく女性陣。世間でカリスマ社長として名が知れている彼の登場に、男性陣からも驚きの声が上がります。私の肩を抱きながら「ごめん……見ていられなくてつい入ってきてしまった」と告げる彼。実は、彼は地元のモール建設に携わっていて、その会議の日程が私の同窓会と重なったため、一緒に地元に来ていたのです。

 

意地悪トリオは「なんでこんなイケメンが売れ残り女と!?」「私のほうがお似合いよ!」「アラサーで結婚してないなんて魅力がないからでしょ!」と騒ぎ出します。すると、彼が「いい女なんてどこにいるの?」「俺にとって彼女以上に魅力的な女性はいないよ」「それに今どきアラサーで未婚なんて普通でしょ」と一蹴。

 

彼の言葉を聞いて他の同級生たちもうなずいています。幼なじみや他の友人も口を揃えて、「ちょっとでも自分と違う人を見ると攻撃するの、昔から全然変わってないわよね」「ひとりじゃ何も言えないくせに、集団になると急に威勢がよくなって大人げないよ」と意地悪トリオを諭します。

 

言い返す言葉がなかったのか、3人は「あんたたち覚えてなさいよ!」とだけ言い残し、そそくさと逃げるように会場をあとにしたのでした。

 

後日談

3人が去ったあと、彼を含めて私たちは楽しい同窓会を続けることができました。

 

それからしばらくして、幼なじみから聞いた話によると、意地悪トリオの1人は職場の男性絡みで問題を抱えていたようで、それが夫にバレて離婚。さらに3人は同じ職場だったらしく、1人が欠けてからは今までの威勢がすっかり消え去ったとのこと。これまで、さんざんいびってきた同僚たちと立場が逆転し、肩身が狭い思いをしながら仕事を続けているのだとか。自業自得ですね。

 

私はというと、同窓会が終わってから彼を両親に紹介しました。2人とも彼のことを気に入ってくれてとてもうれしかったです。仕事もプライベートも楽しんで、彼と幸せになりたいと思います!

 


 

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