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「すぐにげて!」ファミレスで女の子から渡された謎のハンカチ。書かれていた言葉の真意とは?

私は27歳の会社員です。日々仕事に打ち込んでいるためか、なかなか結婚にご縁がありません。それでも何ひとつ不自由なく、独身生活を楽しんで生きてきたのですが、最近になって周りの友人から続々と結婚報告が。「そろそろ彼氏を作らないとまずいかも?」と焦った私は、SNSで知り合った男性とお付き合いを始めたのですが……。

「すぐにげて!」ファミレスで女の子から渡された謎のハンカチ。書かれていた言葉の真意とは?

 

SNSで出会った男性と付き合うことに

私は会社員をしている27歳で、社会人になってからは仕事一筋で頑張ってきました。そのためか、今のところはまだ結婚にご縁がありません。それでも仕事が楽しかったし、結婚にもそこまで興味がなかったので、「もうしばらく恋愛はいいや」とのんびり構えていました。

 

ところが、最近になって周りの友人たちが続々と結婚ラッシュを迎えたのです。「たしかにもう27歳か……」と思うと、私にも少しだけ焦りの気持ちが芽生えました。とはいえ、今は交際相手すらいない状況。「これじゃあ結婚はまだまだ先だな……」と思っていた矢先のことです。SNSである男性と知り合いました。彼は同い年で、メッセージのやりとりをしているときから好印象でした。ある日、彼から食事に誘われたので、思いきって会ってみることに。

 

デート当日、彼はお店を予約してくれていて、常にリードしてくれました。話を聞くと、彼もSNSで知り合った人と会うのは今回が初めてとのこと。その後、何度か食事に行き、自然な流れでお付き合いが始まりました。

 

結婚が決まったのに…彼の様子がおかしい?

彼とお付き合いを始めて半年が経ったころでした。なんと……彼がプロポーズをしてくれたのです! もちろん答えは「イエス」。すでに彼は指輪も準備してくれていて、本気で想ってくれているのだと、とてもうれしく感じました。その後、結婚に向けた新居探しなど、2人でいろいろな準備を始めました。

 

ところが、それからまもなくして彼の様子がおかしくなったのです。連絡が返ってくるのが遅くなり、次にいつ会えるかわからない、という期間が1カ月も続きました。結婚の準備を私だけで進めるのは限界がありますし、「本当にこの人と結婚して大丈夫かな?」という不安もあったため、彼と真剣に話をすることにしました。

 

「結婚するんだから隠しごとはしないでほしい。最近様子がおかしいけど何かあったの?」。電話でそう尋ねると、彼から「ごめん。落ち着いたら話そうと思っていたんだけど、実は母さんのことでいろいろあって……。君に相談もしたいから直接会ったときに詳しく話すね」と言われ、私たちは後日、近くのファミレスで会うことになりました。

 

母親の治療費に100万円かかると言われ…

ファミレスに着くと、彼は今までになく深刻そうな表情で座っていました。そして、彼は重たい口調で「ちょうどプロポーズしたあとぐらいから母さんの体調が悪くなって……今は入院してるんだ」「うちは父さんももう亡くなってて……」と私に打ち明けました。「それは大変だね」と答えながら、私は彼の様子がおかしかったことに納得しました。

 

「どうして私にひと言でも相談してくれなかったの? 今の私に何かできることはある?」と尋ねると、彼から「実は治療費がかなり高くて……できればお金を貸してほしい」との相談が。その額は100万円だと言います。たしかに高額ではありますが、彼の大切な人を救うためなら安いものです。私は「任せて!」と返事をしました。

 

そのときでした。「お姉ちゃん! 落とし物だよ!」と、ファミレスにいた見知らぬ女の子からハンカチを渡されたのです。

 

女の子から渡されたハンカチに書かれていたのは

その女の子は、私にハンカチを渡すなり、すぐに自分の席へと戻ってしまいました。渡されたハンカチは私の物ではなく、どうしようかと思いながらハンカチを見てみると……そこには「すぐににげて!」と書かれた1枚のメモが入っていたのです。驚きと混乱を抱えながらも女の子に意図を尋ねようと思い、私は「私のハンカチじゃないから、あの子にどこで拾ったのか聞いてくるね!」と彼に告げ、女の子のもとへと向かいました。

 

そして、女の子に「あの……これってどういう意味かな?」と聞いてみました。すると、女の子は私だけに聞こえるほどの小声で、「あの男の人、前にも別の女の人に同じ話をしてたよ。そのときもお金が必要だって話してたし、たぶんお金目当てだから気をつけて」と言うのです! 女の子の話に半信半疑ではあったものの、そんな話を聞いた直後にお金を出せるわけもなく……ひとまずその日は彼にお金を貸すことなく、お店を出ました。

 

後日、今度は私ひとりだけで同じファミレスを訪れました。そこにはあの女の子が。聞くと、お母さんがここでパートをしているらしく、仕事が終わるまで待っているのだとか。そこで、改めて女の子に話を聞くことにしました。女の子の話からわかったのは、彼が過去に何度も同じ手口で、女性たちからお金を騙し取ろうとしていたこと。ただ、女の子の話を聞く限りだと、相手から「払えない」と言われて、ことごとく失敗していたようです。

 

念のため興信所にも依頼して、彼の素性と両親について調べることにしました。すると、彼のご両親は健在とのこと。そこで後日、私は彼のご両親に会って彼の行動をすべて暴露。その際、彼のご両親に「あるお願い」もしました。

 

女性を騙そうとした彼の末路とは?

ご両親と話した1週間のことです。彼から「そろそろ100万円をもらえないかな?」と電話がかかってきました。私は「直接渡したいから」と理由をつけて、翌日に彼を喫茶店に呼び出すことに。そして迎えた翌日。喫茶店にやってきた彼は私たちを見て「え? どうして……!?」と顔面蒼白になっています。それもそのはず、私の両隣には彼の両親が座っているのですから。

 

「お父さんが亡くなってて私が病気で入院中ってどういうこと?」と母親から聞かれ、彼はタジタジです。

 

先日、私から事情を聞いたご両親は「やっぱりな」と思ったそうです。実は、彼は過去に「ラクして稼ぎたい」と自分でビジネスを始めた結果、怪しいビジネスに騙されて借金をしてしまったことがあるそうで……。そんな息子だから今回の話もやりかねないと思い、私の話を信じて喫茶店にきてくれたというわけでした。

 

彼は見るからに動揺していて、両親から「お前はいったい何をやってるんだ! もっとまともに仕事をして生きられないのか!」とひどく怒られていました。それから、ご両親は私に「今回は迷惑をかけて本当にごめんなさい」と謝り、彼を連れて喫茶店を出ていきました。

 

後日談

あとから聞いた話ですが、彼は他の女性ともトラブルになっていたらしく、両親と一緒にその女性にも謝罪しに行ったのだとか。私はというと、結婚はもう少し慎重に考えるようになりました。

 

今では、新しい恋を始めることができています。仕事も恋も両立させていきたいと思います!

 


 

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