赤ちゃんが泣かないかとヒヤヒヤしていたら……
生後8カ月の第1子と電車に乗っていたときのこと。泣きはしないかとヒヤヒヤしながら端の席に座っていたところ、ドドドドーと、小学校低学年くらいのサッカー少年たちが20人ほど乗車してきました。子どもは寝ておらず、キョロキョロと辺りを見回していました。
そのとき、私たちに気づいた1人の少年が、「おい! おまえら静かにせえよ。赤ちゃん居てるんやぞ」と、言ってくれました。少年たちから一気に注目を浴び、気恥ずかしいやらでしたが、水を打ったように静かになりました。
そんな少年たちのように育ってほしい
私はそんな少年たちを見て、心の中で「キャプテーン(泣)」と大感動しながら、「お兄ちゃんたちありがとう」と、言いました。
子どもでも赤ちゃんを気遣う心と行動力があるのだなと、感動しました。そして今、生後8カ月の末っ子長男を育てています。あのときのキャプテンのような、かっこいい男の子になってほしいなと思います。
著者:ゆうたん
7歳、5歳、生後8カ月の3児の母。両家の実家は遠方で夫は激務。泊まりもありのほぼワンオペ育児。現在は製造メーカーで働く。