そんなある日、塾の廊下の貼り紙で自習室があることを知ったつむ田さん。廊下で会ったコワモテ先生に、声をかけられたことがキッカケで、自習室に足を運んでみることに……。
すると、そこでコワモテ先生に勉強を教えてもらうことになったのですが、次第に成績が上がっていったのでした。そして後日、塾長がコワモテ先生を褒めている所を目撃したオイカリ先生。塾長にすり寄ると、自分も褒めてほしいと言わんばかりに、猛烈なアピールを始めて……?
「俺のことも褒めろ!」塾長にアピールするも、冷たくにあしらわれ…
塾長にすり寄ったものの、
バッサリとあしらわれたオイカリ先生。
「やだなー……そんなことないですよぉ」
「つむ田くん頑張って上のクラス上がったから、
期待してたのに、最近調子悪そうで心配してましてね」
実はつむ田さんの成績を心配していたという塾長。
「だからコワモテ先生が自習室でフォローしてくれて
私の期待通り成績が伸びてホッとしましたよ!」
さらに、塾長は「コワモテ先生の時代を作りましょう!」と
言いながらコワモテ先生の手を取ったのです。
しかし、コワモテ先生は、クールに
「あの……。私が好きで自習室に行ってるんで」と返答。
コワモテ先生の返答を聞いた塾長は、
「今期の評価は期待しておいて!」と目を輝かせながら
口にしたのでした。
そんな2人のやり取りを目の前で見ていたオイカリ先生。
(そのポジションは俺だったのに、
どうして……こうなった?)
内なる怒りが、
ふつふつと沸き上がって行ったのでした。
塾長に媚びを売るオイカリ先生に対して、塾長にクールに対応するコワモテ先生。オイカリ先生は、評価にこだわっているのが目につきますが、コワモテ先生はあまり評価などは気にしていない印象を受けました。さらに、「自分の好きで自習室に行っている」と言っていましたが、"やる気のある生徒に向き合いたい"と、生徒に教える熱意を感じ、オイカリ先生にないものを感じました。