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下着が真っ赤になるほどの出血が! 流産したと思って泣く私に医師が告げたのはまさかの診断だった

結婚が遅かった私の願いは子どもを授かることでした。その願いは予想以上に早くかない、生理予定日から遅れること2日。今まで一度も生理周期が乱れることのなかった私は、すぐに病院を受診しました。産婦人科の先生も驚くほどの早さで妊娠を察知したのです! 幸せの絶頂でしたが、ある日の夜、大量出血してしまい慌てて病院へ向かいます。そこで先生から伝えられた診断は……。初めての妊娠を夫婦で喜んでいた矢先に起きた、衝撃の出来事についてお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師駒形依子 先生
産婦人科 | こまがた医院院長

東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
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下着が真っ赤になるほどの出血が!

下着が真っ赤になるほどの出血が! 流産したと思って泣く私に医師が告げたのはまさかの診断だった

 

 

下着が真っ赤になるほどの出血が! 流産したと思って泣く私に医師が告げたのはまさかの診断だった

 

タクシー運転手のあまりの対応にぼうぜん

私が結婚したのは、30代も半ばに差し掛かったころ。周りの友人に比べると少し遅めの結婚ではありましたが、年も近く気の合う夫との生活は幸せそのものでした。

 

年齢を考え、すぐにでも子どもが欲しいと望んでいた私たち。早速妊活に励み、ありがたいことにその結果はすぐに良い知らせとなって表れました。

 

今まで生理周期が乱れることはなかったのに、生理予定日を2日過ぎても生理が来ないのです。これはもしや……と思い、急いで産婦人科を受診しました。診察の結果、めでたく妊娠。

 

かなり早期での判明だったらしく、産婦人科の先生も驚いていたのを覚えています。

 

妊娠が判明してすぐの1月中旬ごろ。その日は大雨が降っていて寒い日でした。朝、まだぺったんこのおなかをさすり、ニコニコしながら最寄駅から職場まで歩いていると、ザッパーン! とコントのような大量の水が降ってきました。

 

一瞬何が起こったのかわかりませんでしたが、われに返ると頭から足先まで全身びしょ濡れ。近くを走っていたタクシーが大きな水たまりを踏んで、跳ね上がった水を頭から被ってしまったのです。

 

フツフツと怒りが湧いてきた私は、信号待ちで先に停まっていたタクシーめがけて全力で走り、文句を言うことに。タクシーのおじさんは「すみません」とひと言だけ謝り、青信号になると逃げるように車を発進させました。

 

タクシーの後ろを走っていた車のお姉さんが「タクシーの番号を控えて警察に連絡して!」と教えてくれましたが、会社に遅刻すると思った私は、何もせずそのまま職場へ向かいました。

 

風邪を引いたのかなと思いきや…

全身びしょ濡れで着替えも持っていなかった私は、1日中濡れたままで仕事をすることに。オフィスの暖房の温度を上げてもらい、夕方に洋服は乾きましたが、寒気がしてきて何となく調子が悪くなってきました。

 

帰宅後、夕飯を食べながら夫にタクシーの話を聞いてもらい、少しだけ気持ちがスッキリしたところでお風呂へ入ろうと洗面所へ向かいました。そこで下着を脱いだ瞬間びっくり! 下着が大量の血のような赤色に染まっていたのです。

 

「妊娠しているのになんで生理が来たんだろう?」と思いましたが、「これは出血? まさか流産? あのとき全速力で走ったから?」と一気にパニックに。

 

翌朝夫に産婦人科へ連れて行ってもらい、泣きながら先生へ「流産したんでしょうか? もうだめなのでしょうか?」と矢継ぎ早に質問責めする私。私の必死過ぎる姿に、側にいた看護師さんや夫までもが泣きだしてしまいました。

 

そして先生も、冷静に「診察しないと何とも言えないから、診てみようね」とやさしく声をかけてくれました。

 

 

先生に聞かれたことは

内診はほんの数分でしたが、私にとってはとても長く感じた時間でした。エコーを見ながらうなる先生。

 

その様子に「もうだめなんだ。なぜ全力で走ってしまったんだろう……」と涙が止まらない私に、「診察室に戻ろうか」と先生は促してくれました。

 

診察室には心配する夫と看護師さんが待っていました。「残念だね」と言われると思っていた私に、先生は「昨日排便しましたか?」と予想もしていなかった質問をしてきたのです。

 

「しましたけどそれが何か? それよりも先生、私の赤ちゃんは?」と泣きながら答えを求める私に、先生はさらに「排便したとき、踏ん張った?」とまた排便について質問をしてくるのです。

 

私はパニックになり、泣いて怒りながら「踏ん張りましたよ!! 私が便秘なのは先生も知っているでしょ!?」と返すと、先生は穏やかに「昨日の大量出血は、排便時に力み過ぎたことで切れ痔のような症状になって出血したんだよ。力んではだめだよと毎回言っているよね? 赤ちゃんは元気!」とやさしく話してくれました。

 

診断名はなんと便秘による「切れ痔」だったのです……。看護師さんや夫はホッとしてくれましたが、何とも言えない空気の診察室の中で、私はただひとり恥ずかしさに顔を上げられませんでした。

 

診察後は便秘薬を1カ月分を処方してもらい、病院を後にしました。

 

まとめ

初めての妊娠で不安も多かったとはいえ、産婦人科の先生や看護師さん、夫には大騒ぎをしてとても迷惑をかけた出来事だったなと今でも思います。元々は検診の際に先生に忠告されていたことをすっかり忘れていた自分の行動が原因だったので、自分の思い込みの激しさを心から反省。今後は先生のお話をしっかりと肝に銘じ、残りの妊娠生活を過ごしていこうと心に留めました。

 

その後もむくみや食べ過ぎなどいろいろな症状に悩まされましたが、出産予定日2日前に娘を無事出産。一緒に泣いてくれた看護師さんに「無事に生まれてうれしい」と言ってもらい、忘れられない思い出となりました。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

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著者:木村ゆき

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      こんな風になったら私だったらめっちゃ 焦ると思います

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