夫の反応は薄め。それでも…
毎年、私が結婚記念日に欠かさずおこなっているのは「夫へ感謝の手紙を書くこと」です。もともと手紙を書くのが好きだった私は、結婚前から夫に手紙を書いては渡していました。
そんな私と反対に、夫は自分の気持ちを言語化するのが苦手なタイプ。手紙を書くのもあまり得意ではないようで、彼から手紙をもらったのは付き合いたてのころの1回だけ……。私が手紙を渡しても、彼からは「ありがとう」というひと言だけだったため、「この人は手紙をもらってうれしいのかな?」「うれしいのなら、もっと感情豊かに喜びを表現してほしいな」と思うこともありました。
それでも手紙を渡すこと自体に満足感があった私は、2人の記念日に夫へ手紙を書き続けていたのです。
結婚後は
結婚後も、手紙を書いて渡す習慣は続いていて、結婚記念日に手紙を渡すようになりました。
とはいえ、結婚すると一緒にいる時間が長くなるぶん、相手にイライラしてしまうことも多くなります。例えば、子どもの寝かしつけのやり方で喧嘩したとき、部屋の掃除やゴミ捨てのことで喧嘩したときなど……。
ささいなことですが、それらが積み重なってイライラしたりしたときには、これまで必ず手紙を渡していた結婚記念日であっても「もう手紙書くのやめようかな」という気持ちになっていました。
それでも、手紙を書いて気持ちを文字にすることで、イライラしていた気持ちを見つめ直し冷静になることができました。また、夫への日ごろの感謝を再確認することでイライラよりも「いつもありがとう」という気持ちが勝り、気持ちが落ち着くのです。
手紙のよさは
また、携帯などのメッセージ機能ではなく手書きの手紙にこだわる理由は『手書きだとより相手に気持ちが伝わりやすい』と思っているからです。
手書きで書くのには少々時間がかかりますが、言葉を選びながら、夫のいいところを考えたり自分の行動を見つめ直したりする時間は、私にとってとても大切な時間なのです。
手紙を書くことに対して、このようなよさを感じているからこそ、私は毎年夫に手紙を書こうという気持ちになるのだと思います。
口では言えない素直な気持ちも伝えられる手紙という方法は、私たち夫婦が良好な夫婦関係を築けている秘訣だと思っています。これからも結婚記念日には、夫に手紙を書いていこうと思います。
著者/nanoka22
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