ずっと続くおなかの痛み
中学2年生のとき、初潮を迎えた私。今でこそ、生理時には下腹部痛や頭痛など体調に変化があることを知っていますが、初潮を迎えるまで私は「生理痛」がどういうものなのかすらわかっていませんでした。
中学生のある日、数日前からそれまで体験したことがないような下腹部痛がありました。例えるなら、軽い下痢になったときの痛みに近かったため、私は「おなかを壊したのかな」と思っていました。
下腹部痛は数日間続いていましたが、便通に変化はなかったため、特に気にすることなくいつも通り過ごしていました。
ショーツにシミが!?
そして、おなかの痛みが続いていたある日、私は学校のトイレでびっくり! なんとショーツに茶褐色のシミがついていたのです……。下腹部痛は下痢の兆候だと思っていた私は「やっぱりおなかの調子が悪くて、漏らしちゃったんだ」と絶望。「下痢で漏らしちゃうなんて……」と、とても恥ずかしく、友だちに相談することもできません。
幸いにも後は帰宅するだけ、という状況だったため、私は「漏らした」ことが周りにばれないかヒヤヒヤしながら急いで家に帰りました。
母が教えてくれたことを思い出して
帰宅後、「お漏らししちゃったなんて、親にもバレたくない」と思った私は、茶褐色のシミがついたショーツをどうやって隠すかで頭がいっぱいでした。
両親は共働きで家にいなかったため、洗面台でショーツを洗うことに。しかし、お湯で洗っても、汚れがまったくとれません。
そのとき、あることを思い出したのです。以前、母が「血液はお湯で固まるから、生理のときにショーツを汚したら水で洗ってね」と教えてくれていました。母の言う通り、シミ部分を水で洗ってみるとお湯では落ちなかったシミが薄くなったのです。
このとき、「これは初潮かもしれない」と気がつき、数日間続く下腹部痛と茶褐色のシミの正体がようやくわかりました。
仕事から帰宅した母にこっそり報告すると、とても喜んでくれて、赤飯を炊いてくれたことが今ではいい思い出です。
生理の存在は知っていたものの、具体的な症状や初潮を迎えたときの対処法を知らなかった私。当時はとても焦ったので、初潮を迎える年齢の女の子には初潮を迎えるとどのようなことが起きるのか、具体的な内容を教えてあげることが大切だと感じています。
著者/匿名
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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