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「やめさせたい!」歯ブラシをくわえたまま走る息子。落ち着いて歯磨きするようになった習慣とは!?

子どもの歯磨きをするとき、私が一番ストレスを感じるのが、子どもが「歯ブラシをくわえたまま走ること」です。何回注意しても直らず、子どもは危なさを認識していないので、私が注意してもヘラヘラと笑う始末……。その姿に余計にイライラ。このストレスを緩和するために、取り入れた方法をお話しします。

歯磨き時間の一番のストレス

長男は4歳5カ月です。現在中学生の長女を育てているときにはなかったのですが、長男は歯ブラシをくわえたまま、走ったり立ったりします。私は「危ないからだめだよ」「歯ブラシくわえたまま転んじゃったら、喉に突き刺さって、痛い思いをするよ」と、これまでに何度注意したかわかりません。

 

テレビで視聴者体験談として、「子どもが歯ブラシをくえたまま転んで喉に刺さり、手術をした」という内容が放送されていて、それを一緒に見ることもしましたが、長男はいまいち危険なことだとわかっていない様子でした。私が何度注意しても、長男がやめなかったり、ヘラヘラと笑っていたりすると、さらにイライラが倍増。

 

※歯ブラシはとがった部分がないため危険性を認識しにくいものですが、深く刺さった場合には重篤なけがを負うおそれがあります。子どもが歯磨きをするときは、大人が常にそばで見守るようにしましょう。もし受傷した場合は、子どもの状態をしばらく観察し、不安があれば直ちに病院を受診しましょう。

 

子育て番組から得たヒント

ある日、子育て番組を見ていると、「歯磨きをする場所を決めたほうが、子どもにとっていい。洗面所やリビング、どちらもでいいので場所を決めて、そこで磨く。親も必ず決めた場所で磨くと、歯磨きをする場所が定着する」という内容を放送していて「なるほど!」と思いました。

 

わが家は、歯磨きをする場所が特に決まっていなかったので、親も子どもも洗面所かリビングのどちらかで磨いていました。そのため、洗面所で渡した歯ブラシを、長男がくわえたままリビングまで走ってしまう、ということがよくあったのです。

 

私や夫も歩きながら歯磨きをしたり、他の家事と並行しながら歯磨きをしたり、ということがあったので、私たちが注意しても説得力がなかったのかもしれません。

 

 

習慣化したら身についた!

さっそく夫にも「これからは、歯磨きは洗面所でしよう」と伝えて、子どもたちの前では必ず洗面所で歯磨きをすることに。長男にも、私と夫から「歯ブラシくわえたまま歩いたら危ないから、洗面所で歯磨きしようね」と何度も伝え、洗面所で歯磨きをすることを徹底しました。

 

最初の2週間くらいは、長男が「えー、リビングがいい!」と抵抗する様子もありましたが、そういうときには私から歯ブラシを渡さず、洗面所に戻ってくるまで待つようにし、洗面所に戻ってきたら歯磨きをするようにしました。すると、1カ月も経たないうちに、長男に“歯磨きは洗面所でする”という習慣が身についたのです。

 

 

洗面所であれば、その場で磨いてうがいもするので、場所移動なく歯磨きが完結します。長男が歯ブラシをくわえたまま移動することがなくなり、私の歯磨き時間のストレスはなくなりました。何年もイライラしてきたので、「最初から歯磨きの場所を決めておけばよかった」と思いましたが、4歳になってからでも習慣づけることができたので、よかったです。

 

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監修/助産師 松田玲子

イラスト/ななぎ


著者:吉川 みきな

14歳女の子と4歳男の子、0歳の年の差兄弟を育てている母。反抗期の娘とイヤイヤ期の息子の育児に日々奮闘中。上の子を出産後に大学に通い、看護師の資格を取得。現在は看護師としてパート勤務をしている。

 

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