それから妊娠後期に差し掛かり、便秘や恥骨痛、頻尿……とさまざまな痛みや症状がはちこさんの体を襲いかかります。
早く産みたいと思うはちこさんですが、はちこさんが一番恐れているのは「陣痛」でもありました。うまく乗り切れる方法をリサーチしていたところ、あるものを発見しました。
ネットで見つけた陣痛対策とは?
はちこさんが発見した陣痛対策表には、子宮口の大きさ別に陣痛の持続時間が載っていました。
「最低でも70秒我慢すれば陣痛を乗り越えられる!」
それを知ったはちこさんは、数字を数えて落ち着くこと、そして陣痛対策の定番であるテニスボールを用意することにしました。
出産予定日を5日後に控えた、12月23日の妊婦健診日――。子宮口が3・4cmに開いていて、いつ生まれてもおかしくない状態でした。
そんな中で迎えた翌日のクリスマスイヴ。あまりにも体がダルかったはちこさんでしたが、長女のこっちゃんのために、コンビニでチキンを買って、ささやかなクリスマスパーティーを開きました。
ダルさが続くため、長女のこっちゃんと一緒に就眠することに。目を閉じて、深い眠りにつこうとすると「……なんか、おなか痛いんだよな」と、体の異変を感じたのです。陣痛を予感しながら、横になるはちこさんでした。
陣痛対策をネットで調べておいたはちこさん。事前に陣痛のことを知っておくことで、安心できて、実際に陣痛が起こった際に心の負担を軽減できそうそうですね。出産予定日が近づいている場合は、入院準備をしておいたり、陣痛タクシーや家族の状況など、当日の交通手段も確認・準備しておいて、少しでも不安を減らしておきたいですね。
監修/助産師 松田玲子