1人目は近所で評判の産院へ
35歳で結婚し、早く子どもを授かりたいと思っていたところ、妊娠検査薬で妊娠が判明しました。私は、自宅から徒歩15分ほどの場所にある、産科で有名な中規模の病院にかかることに。出産件数が多いほど、高齢出産への対応もしっかりとしているのではないかと考えたからです。
また、初産でいろいろと心配なこともあったので、近いほうが何かあったときにはすぐに向かうことができるという安心感もありました。実際、お産のときは陣痛が来る前に破水したため、すぐに病院に行く必要があり、近くて助かった!と実感。
出生前診断をどうするか迷い…
妊婦健診のとき、看護師さんや助産師さんとの面談で、出生前診断の話がありました。どうするかとても迷いましたが、検査実施によりおなかの赤ちゃんにも影響するかもしれないこと、検査をしても赤ちゃんの状態を100%把握できるわけではないことなどを聞き、私は出生前診断を見合わせることに。
2人目のときもその考えは変わらず、出生前診断を受けずに、生まれてきたままのわが子を育てようと決意。他の高齢出産ママの中には、念のため出生前診断を受けたと言っていた人もいたので、人それぞれなのだと思います。
2人目はNICUのある病院へ
2人目の産院は、赤ちゃんに万が一のことがあったら……と考えて、1人目のときより距離は遠くなりましたが、NICU(新生児集中治療室)のある総合病院にしました。
妊娠16週ごろの健診で、あと少し血糖値が高ければ妊娠糖尿病のため入院という状況。1人目と同じような妊婦生活で、食べ物にもより気をつけていたのに、年齢が高くなるとそれだけリスクもより高くなることを感じた出来事です。
私が高齢出産で考えたことは、赤ちゃんや自分にとって何がベストで、安心だろうということでした。2人目は特に、赤ちゃんや自分に何かあったとき、同じ病院内で完結する総合病院を選んでよかったと思います。私のママ友も同じ選択をしていて、出産後に「総合病院にして安心だったよ。情報をくれてありがとう」と言ってくれました。
高齢出産でもそうでないにしても、出産にリスクはつきものなのだと思います。その中で自分に合った適切な判断をするために、主治医や助産師さんなどにも相談して、情報を整理しました。何よりも母子ともに問題なくお産を終えることができ、子どもたちがすくすくと育っていることに、とても感謝をしています。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
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監修/助産師 松田玲子
著者:渡辺くるみ
2人の女の子を育てるシングルマザー。毎日楽しく、をモットーに、自分も周りも大切にするよう心がけています。