生理がきた! 情緒不安定になることが心配
「少しおなかが痛いな……」と思っていた次の日の朝、やっぱりきた生理。「また今回も情緒不安定になるのかな……」と憂うつな気持ちになりながらも、私は学校へ行く準備をしました。当時私は彼氏と登校していたため、なるべく朝から不機嫌な感じは出したくなかったのです。
生理中は気持ちのコントロールが難しく、気持ちがどうなるか予測できません。ただ、この日はそんな私の不安とは裏腹に、この日は比較的気持ちが落ち着いていて、登校中は楽しく過ごせていました。しかし……。
さっきまでの機嫌が一変! 不機嫌に
学校に遅刻しそうなこともあり、彼氏の歩くスピードが少し早くなりました。そのときです。さっきまでは機嫌よく会話していたのですが、歩くのが早くなったことだけでなぜかイラッとしてしまった私。いつもであれば気にならないことなのに、「歩くのが速い!」と無性にイライラしてしまいました。
そんな自分にハッとして、急に自分に嫌気がさし、涙があふれてきてしまって……。彼氏は「なんで泣いているの!?」と困惑。私は自分の気持ちが整理できず、彼氏の言葉をガン無視してしまいました。
イライラを受け入れてくれた彼氏
そのあとは、朝の出来事があったので彼氏を避けていた私。しかしそんな様子の私に、彼氏はわざと話しかけてきました。私が「朝ひどい態度をとったのに怒ってないの?」と聞くと、「それで心がスッキリするなら、怒るわけないよ」とやさしく言ってくれて……。
もともと「イライラしそうになったら僕のところにおいで」と言ってくれていたので、かなり気をつかわせてしまっていたのではないかなと思います。私の場合、生理前・生理中の情緒不安定な状態には心を落ち着けたり、スッキリさせる環境は必要でした。そんなときに感じた彼のやさしさに、私の心はかなり救われたのです。
今でも生理前・生理中に情緒不安定になるのはあまり変わりません。自分でコントロールすることが難しく、たまによくわからないところで泣いてしまったり、いらだってしまうこともあります。
しかし今はなるべく相手を不快にさせないように、泣きそうになったときは楽しいことを考えたり、イライラしそうになったら一旦深呼吸をしたりするなど工夫をするようにしました。そうすることによって、以前よりは情緒不安定になる回数が減った感じがします。
著者/沖田彩花
作画/加藤みちか
監修/助産師 松田玲子
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