生理痛がつらい
現在、私たち夫婦には3人の子どもがいます。そして、私は1人目の産後から生理痛が重くなりました。
生理がくるたびに痛み止めは欠かせず、生理2~3日目は痛み止めを飲まないと生活がままならないくらい。腰の重だるさや下腹部の鈍痛、重苦しさがあり、許されるなら生理2~3日目は、1日中横になって過ごしたいほどです。
おなか回りを温めると痛みがマシになるので、痛み止めとカイロを併用することもよくあります。
夫の生理痛の理解
生理がきて、生理痛でうずくまっている私を見ると、夫は「大丈夫? 寝室で横になってきていいよ」とやさしく声をかけてくれるときもありますが、たまに「そんなに痛みがひどいの? 痛み止めちゃんと飲んでる?」と呆れた様子で言ってくることもありました。
私は「痛み止めを飲んでも、痛みがすっきりするわけじゃないの。重苦しい感じは残るし」と言い返しますが、夫は「えー痛み止め飲んだのに? そういうもんなんだ」と不思議そうな顔。
私は「夫は生理を体験しているわけではないし、理解を求めるのは難しいかなぁ」と思いながらも、夫からの理解が乏しいことにモヤモヤもしていました。
これが生理痛なの!?
それから、家族でアスレチック施設に遊びに行った日の翌日のことです。夫が起床後「昨日のアスレチックで腰がやられたかも……。筋肉痛なのか、なんか重だるい。しかもおなかの調子も悪いみたい」と言ってきたのです。
よくよく話を聞くと、腰が重だるく、おなかの奥のほうに強めの鈍痛があるとのこと。言葉だけで聞くと、まさに私の生理痛と同じ症状で、私が「私も生理のとき、毎回そんな感じ。激痛ってわけじゃないけど、ズーンと痛くて痛みもけっこう強いんだよね」と夫に言うと、夫は「そう! そんな感じ。チクチクとかじゃなくて、ズーンと痛いような苦しいような。腰もだるいし。えー……ママはこれを毎月経験してるのか! それはつらいわ」と、驚いたような表情を見せたのです。
完全に同じ痛みというわけではないですが、思わぬところで夫に生理痛の理解をしてもらうこととなりました。
夫が私の生理痛のような痛みを経験してからは、私に生理がくると「今、あの痛みきてる? 大丈夫?」と声をかけてくれるようになりました。夫曰く「今までは生理痛がどんなものかまったくわからなかったけど、自分も似たような痛みを経験してからは、つらさがわかる」とのことでした。
生理痛は女性特有のものなので、男性に完全に理解してもらうのはなかなか難しいかもしれません。それでも夫にとっては、いい経験となったようです。
著者/吉川みきな
作画/加藤みちか
監修/助産師 松田玲子
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