子どもを授かることを夢見て
結婚後、子どもを授かることを夢見ていた私たち夫婦は、妊活をしていました。妊活をし始めたある日、妊娠検査薬を使うと陽性反応が! 陽性反応が出たことを夫に報告すると、驚きながらも一緒に喜んでくれて、すぐに産婦人科を調べ、その日のうちに予約を取りました。
幸いにもその日に予約がとれたため、私は生まれて初めてひとりで産婦人科へ足を運ぶことになったのです。
初めて産婦人科へ
産婦人科に到着し、私は受付を済ませたあと、自分の番が呼ばれるのを待っていました。
順番を待っている間は「おなかの中に赤ちゃんがいるんだ。どんな赤ちゃんが生まれてくるんだろう」と、ワクワクした気持ちと初めての妊娠でドキドキした気持ちでした。
そして、いよいよ私の番がきて診察室へ。
「最後はいつ?」
診察室に入ると、そこには男性の医師が待っていました。改めて検査をした結果、妊娠していることが確認され、男性医師から出産の意思をたずねられました。
私が「出産したいです」と答えると、男性医師は「では、出産予定日を調べます」と言い、その次に男性医師から飛び出したのは「最後の生理はいつ?」という言葉だったのです。
医師といえど、男性から「最後の生理はいつ?」という質問がされるとは思ってもみなかったので、私は一瞬たじろいでしまって……。
これまで夫以外の男性と生理の話をしたことがなかった私は、やや当惑した気持ちになりました。しかし、相手は産婦人科の医師で出産予定日を調べるために必要な質問であることをなんとか思い出し、私はなんとか「最後の生理は2カ月前でした」と答えたのでした。
その後、無事に子どもを出産することができました。生まれてきた子どもは想像以上にかわいく、子どもを授かることができて本当によかったなと今でも感じています。
男性医師にとって生理の話をすることは、仕事柄、特別なことではないのかもしれません。しかし、これまで夫以外と生理の話をすることがなかった私にとっては「戸惑いもあるのだなぁ」と気づかされた出来事でした。
著者/nanoka22
監修/助産師 松田玲子
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