生理の前兆を感じながら迎えた初デート
友だちの紹介で知り合った彼とは、お互いが忙しくてなかなかデートできずにいました。知り合ってから1カ月後に初めて1日デートをすることが決定。とても楽しみにしていたのですが、デート3日ほど前から下腹部痛が生じ始めました。もうすぐ生理がくるかもしれない嫌な予感がして、どうにか生理とデートがぶつからないようにと毎日願っていました。
そしてデート当日。祈りが届いたのか生理はこなかったので、前々から決めていたかわいい白いスカートと赤いカーディガンのコーディネートで出かけました。
白いスカートが大変なことに!
彼は当日のコーディネートを「かわいい」と言ってくれました。初めて手をつないでドキドキしながらムード満点な港町を彼と歩き、私は幸せいっぱい。
下腹部痛はありましたが、彼と過ごす楽しさから忘れることができました。おしゃれなイタリアンでランチをしたあと公園でゆっくりすることになり、ベンチに座ろうとすると彼に「ちょっと待って。スカートが汚れている」と言われたのです。
恐る恐るおしりのあたりを見てみると、なんと白いスカートに経血のシミが! 念のためナプキンはつけていましたが、途中でずれてしまったのか経血が漏れていたよう。私はショックと恥ずかしさで泣きそうでした。
悲しみの中で気づいたこと
やさしい彼は、「そうか、生理だったんだね。白いスカートだから困ったね」と理解してくれました。観光地で人が多く、こんな状態では歩けません。困り果てた私を見て彼は「ちょっと待ってて。ショッピングモールでスカートを買ってくるよ」と言い、着替えのスカートを買ってきてくれました。
彼の気づかいには感謝しかありません。その後、近くのトイレで着替えて事なきを得ましたが、1時間ほどロスしてしまいデートのスケジュールは大幅に崩れてしまいました。予定していた場所にも行けなくなり、ただ謝るばかりの私に対して彼は「そういうこともあるよ。気にしなくていい」と言ってくれる彼。最悪なハプニングでしたが、彼の器の広さを感じてますます好きになりました。
今でも思い出したくないほど恥ずかしい出来事でしたが、彼とはこの一件で絆が深まりました。このときの失敗を活かして、今は生理の前兆を1つでも感じたら事前に万全の対策をとるようにしています。
著者/松田さゆり
監修/助産師 松田玲子
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