生理期間中の悩み
私は中学時代から経血量が多く、生理がきたら1日目からサニタリーショーツが手放せませんでした。経血が漏れる心配が大きかったことももちろんあったのですが、それ以上に、とにかく普段用の下着を汚すのが嫌だったのです。
中学3年生のころ、かわいらしい下着に興味を持つようになっていた私は、少ないおこづかいで買った宝物のような下着は絶対に守り抜く!という気持ちで、絶対に生理期間中ははかないようにしていました。
ですがサニタリーショーツをはくことで、今度は別の悩みが生まれてしまったのです。
サニタリーショーツの悩み
私はサニタリーショーツを私用する中で、あることをストレスに感じていました。それは、「下着がかわいくない」ということ。
当時から私の元気の源のひとつは、お気に入りの下着を着けることでした。それなのに、ただでさえ憂うつな生理期間中にはくのは、親にお願いして買い与えてもらった真っ黒でデザイン性のないサニタリーショーツ。
本当は、ショーツとブラジャーをセットにして気分を上げたいのに、それもできない。大きく困りはしないけれど、生理がくるたび心の支えがひとつ足りないような気分になっていました。
フリフリのサニタリーショーツとの出合い
そんな中、高校生になったある日。私は下着屋さんで、かわいらしい花柄にフリルのついたショーツを見つけました。おそろいのブラジャーもあって、好みのデザインに惹かれてよく見てみると……ポップに「サニタリーショーツ」と書いてあったのです。
「このかわいい下着が生理用?」と驚いた私。ブラジャーとセットでサニタリーショーツを着用できるなんて、当時の私は考えたこともありませんでした。そして、アルバイト代で迷わず購入。お会計が終ったとき、店員さんに「生理の日も、下着のおしゃれを楽しんでくださいね」と言われました。
「生理でも、かわいい下着を着ていいんだ。楽しめるんだ」
どこか、霧が晴れたような気持ちになりました。
それから私は、サニタリーショーツにもデザイン性を求め、ブラジャーとおそろいにしたい!と思っていろいろと探してみることに。調べてみると、かわいいサニタリーショーツはほかにもたくさんありました。
しかし周りの人に聞いてみると、デザイン性もあるサニタリーショーツを知っている人はあまりいませんでした。以前の私のように、生理期間中の下着に憂うつな気分になっている人が、素敵なサニタリーショーツに出合えたらいいのになと願うばかりです。
著者/岸田まみこ
イラスト/もふたむ
監修/助産師 松田玲子
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