「今日はこない」と思っていたのに。汚れた下着を見て頭が真っ白。焦った私は

 

私の生理は必ずといっていいほど、朝イチできます。起きてからトイレに行くと、経血が出ていることに気づき、ナプキンをあてるリズムができあがっていました。出かける前に生理がきていることに気付けるので、外出用のナプキンポーチも忘れずに準備できます。

 

毎回このリズムだったので、「生理は必ず朝くるもの」とずっと思い込んでいました。しかしある日、まさかの出来事が起きたのです。

 

生理がくる時間は毎回一緒でしたが、生理周期はきっちりしているわけではありません。だいたい1カ月周期だったので、いつもカレンダーを見ながらもうそろそろかなと考えていました。

 

「朝一番のトイレで経血が出ていなければ大丈夫」と思い込んでいたある日のことです。朝のトイレで生理がきていなかったので、なにも準備せずに会社に向かいました。ところが仕事中にトイレに行くと、トイレットペーパーに血のようなものがついています。あまりの衝撃に一瞬時が止まり、私の頭は真っ白。

 

「今日はこない」と思い込んでいたのでまさか生理とは思わず、どこかが悪くて不正出血が起きているのかもしれないと不安でいっぱいになりました。

ナプキンを持ち合わせていないので、とにかく血で汚れないようになんとかしなければいけません。しかし、よく見るとすでに下着は少し汚れていました。もちろん替えの下着もありませんが、下着をはかずに出ていくわけにもいきません。

 

そこで汚れている部分をトイレットペーパーで拭き、汚れた下着をはいてトイレを出ました。とても嫌でしたが仕方ありません。そして、休憩時間になったら急いでナプキンを買いに走り、洋服まで汚すことなくどうにか乗り切ることができました。

 

 

それから私は、職場のロッカーに必ず替えの下着とナプキンのセットを用意するようになりました。この出来事をきっかけに、「朝一以外でも生理がくることがある」という当たり前のことに気づき、いつでも対応できるように準備しています。

 

著者／佐々木はる
監修／助産師 松田玲子