サラちゃんの両親が離婚するかもしれないと知ったつむぎちゃんは、「サラちゃんと離れたくない」と、不安に思っていました。リカさんとの関係に後ろ向きなはなさんは、「つむぎも1年生なんだし、もっと他の子と遊べばいいのに」と口走ってしまいます。するとつむぎちゃんは、サラちゃんがどれだけ大切な友だちかを涙ながらに訴えたのです。
つむぎちゃんに安易な言葉をかけてしまったことを反省していると、「話がある」とリカさんがはなさん宅に押しかけてきました。「夫とは別居することになった。不倫相手と一緒に暮らしたいから、彼の引っ越しが確定するまで、デートのときはサラの面倒を見てほしい」と非常識なお願いをしてきた上に、「私たち、ズッ友でしょ♪」などと都合のいい言葉を並べてきました。
不倫の片棒を担ぐのは嫌だけど…
「えええええ! いつから私たち友だちになったのさ!? てか、ズッ友って何!?」
そんなはなさんの気も知らず、「サラとつむちゃんも仲いいんだし、お願い♡」と手を合わせてくるリカさん。
「不倫の片棒を担ぐのは嫌だけど、私さえ我慢すれば子ども達はいつも通り……。親の都合で友情を壊したくない……! だってサラちゃんは、とってもいい子なんだから!!」
はなさんは、わが子とサラちゃんのことを一番に考えていました。
「子どもたちを優先したい!!」と、心に決めたはなさんは、リカさんの頼みを聞くことに。
「わーーーい、ありがとう! やっぱ持つべきものはズッ友だね。んじゃ、さっそく今晩もサラを預かってもらっちゃおうかなー♡」
「もう絶交したい気分んんんん!!!!!」
図に乗るようなリカさんの態度に、はなさんはげんなりするのでした。
「不倫相手の引っ越しが確定するまで、子守をしてほしい」と、はなさんに協力を仰いだリカさん。いくらご近所のママ友とはいえ、びっくりするようなお願いですよね。そんなときも子どもたちのことを優先しようとするはなさんは、とても立派だと思います。リカさんが今後、夫や不倫相手との関係をどうするのかはわかりませんが、サラちゃんが幸せに暮らせることを願うばかりです。