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手足だけではなく全身に謎の腫れ物が…虫刺されかと思っていたものの正体はまさかの!

ある日今まで見たこともなかった、虫刺されよりも大きい腫れ物が腕に出現。その後、足やおなか、おしりにまで続々と……。診断の結果、じんましんの症状だと判明しました。原因は不明ですが、ストレスや疲労のせいである可能性が高いとのこと。忙しくしている人なら誰でもなる可能性があるというじんましん。なかなか治らなかったじんましんとの闘いをお話しします。

この記事の監修者
監修者プロファイル

医師窪田 徹矢 先生

くぼたクリニック松戸五香院長。獨協医科大学医学部卒業。千葉医療センター、成田赤十字病院で研修を積み、国保松戸市立病院泌尿器科に勤務。その後千葉西総合病院泌尿器科にて医長、部長を歴任。2017年、くぼたクリニック松戸五香を開業。日本泌尿器科学会専門医・指導医。専門医である泌尿器科および皮膚のトラブル、生活習慣病を含めた内科まで幅広く診察。メディア出演も多数あり、医者YouYuberとしての情報発信もおこなっている。
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虫刺され? 腕に大きめの腫れ物が

これは私の子どもが1歳のとき私に起こった出来事です。

 

当時、私は専業主婦をしていました。平日、夫は仕事で遅いこともあり、家事、育児はほぼ私の担当。仕事はしていなかったものの、ちょうど引っ越しや子どもの体調不良が重なったこともあり、毎日せわしない時間を過ごしていました。

 

幸い私自身が体調を崩すことはありませんでしたが、子どもの夜泣き対応による寝不足や疲労の蓄積もあり、なかなか体がすっきりしない日々でした。

 

そんなある日、右腕にブクッと虫刺されのような腫れ物ができたのです。普通の虫刺されよりもサイズは大きめでしたが、なんとなく虫刺されのようなかゆみもあり「どこかで刺されたのかな?」とあまり気に留めず。

 

そして、翌日には腫れとかゆみも引き、皮膚もきれいになっていたため、病院にも行くこともありませんでした。 しかし、また数日後、以前とは違う場所ではあるものの、腕に2箇所も同じような腫れ物ができたのです。

 

季節的に夏だったこともあり、「また刺された?」と疑問には思ったものの、数日前と同じように2箇所ともの腫れ・かゆみは翌日には引いていました。

 

他に症状はなかったため、当時の私は病院に行く必要性を感じていませんでした。しかし、数日後にはおなかや足、おしりなど、至る所に腫れ物が出てきては消える……を繰り返し始めたのです。

 

全身に症状が出始めたため、さすがに異常を感じ皮膚科に駆け込みました。

 

腫れ物の正体はじんましん!

医師の診断を受ける女性のイメージ

 

体の至る所に出現する腫れ物に恐怖を感じてきていました。

 

「もしかして悪性の腫瘍なのか?」「入院が必要だったらどうしよう……」などと診察前もドキドキしており、不安でした。

 

いざ病院で診察してもらうと、先生から出た診断結果はじんましん! じんましんといえば、全身に細かい点状の発疹ができるイメージだったので、まさか腫れ物がじんましんだとは思いもしませんでした

 

先生によると、点状のじんましん以外にも、私のように腫れ物のような症状の出現もあるようです。また、私の場合はかゆみを伴いましたが、人によってはかゆみが出ない場合もあるのだとか。

 

じんましんは人によって症状が異なるため、素人がじんましんだと判断するのが難しいものだと感じました。 先生には「最近初めて食べたもの、家などの環境の変化、使用しているクリームや化粧品など、変わった物事はないか」と、最近の生活状況についていろいろ聞かれました。

 

しかし、特に大きな変化はない私。1歳の子どもを育てていることを伝えると、ストレスや疲労によりじんましんが出たのだろうということでした

 

じんましんは原因不明なことも多いようですが、その場合は疲労やストレスが影響しているそうです。私自身も明確な原因は不明なため、「なるべく休んでストレスをためないように」と言われ、薬を数日分処方されました。

 

 

薬を止めるとまたじんましんが…

薬を飲む女性のイメージ

 

先生からは数日薬を飲めば大体落ち着くだろうと言われ、安心していました。しかし、処方された薬がなくなり飲まなくなると、またじんましんが出現してきたのです。

 

その結果、先生からはしばらく薬を服用する必要があると診断され、1カ月以上飲み続けることになりました。

 

薬を服用している間はじんましんが出現することはありません。そして薬を服用していた期間に、私自身の疲労やストレスの原因となっていた引っ越しや子どもの体調不良による通院、寝不足なども解消していきました。

 

その結果、1カ月以上たつとじんましんも落ち着いてきたのです。長い間じんましんに苦しみましたが、生活が落ち着いてからは薬を飲まなくても出現することはなくなりました。

 

先生からは、一度じんましんが落ち着くとその後一生じんましんが出ない人もいるし、定期的に繰り返す人もいるので様子を見ていく必要がある、とのことでした。

 

まとめ

実は今でも時々、じんましんが出現することがあります。じんましんが初めて出現した当時の生活を振り返ってみると、疲労がたまっていたり心配事が多かったり、ストレスのたまる出来事が多かったということに気が付きました。

 

最近はじんましんが出ると、体からのSOSだと思うことにしたのです。もし体にじんましんが出たら、休息を取ったりストレス発散をしたりするなど、なるべくリラックスして過ごすよう意識! すると、自然とじんましんも落ち着き、その後他の場所に続けて現れることもありません。

 

じんましんが完治することはなかなかないかもしれませんが、今後も体のバロメーターとしてうまく付き合っていきたいと思います。

 

※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。

※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。

 

イラスト/きびのあやとら

 

 

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著者:かしいまゆこ

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