勤務先に事情を説明し、夫のサポートを受けながら治療に専念することになったもしゃもぅさん。
さっそく点滴治療を取り入れることになったのですが、そう簡単には治らず……。
そんなもしゃもぅさんに新たな悩みが出てきてしまいます。
それは、「よだれつわり」という症状。もしゃもぅさんは危ない目にあうことに――!?
治療を受けるも逆に悪化!?
自分に“合う吐き止め”と“合わない吐き止め”を交互に点滴していたため、もしゃもぅさんは、ちょっと元気になってはまた嘔吐するのを繰り返していました。
そんな中もしゃもぅさんを苦しめたのは「よだれつわり」。
「陸地で溺れるかと思った」
と思うほど、泡状のよだれが口の中に溜まってしまう症状でした。
泡状の唾液はそう簡単に吐き出せるものではないため、拭き取って対応するしかありません。あまりのつらさに、もしゃもぅさんは主治医に相談することに。
「体の水分が足りず、泡状になってしまっているんだと思います。点滴を続ければ、サラサラのよだれになるかと」
そう主治医に言われ、点滴を続けることにしたもしゃもぅさん。しかし、体内に水分を多く取り入れると、嘔吐の回数もどんどん増えてしまい……。
点滴の様子を見に病室にやってきた看護師さんは、大量の嘔吐袋に驚愕!
「こんなに吐いたんですか? 吐いたらナースコールをしてくださいね」
やさしくもしゃもぅさんに声をかけてくれました。
もしゃもぅさんのつわりの症状はなかなかよくならず、「よだれつわり」の症状が出てきたようです。よだれつわりは口の中が唾液でいっぱいになって、もしゃもうさんのように唾液が飲み込めない状態になることもあるのだそう。飲み込もうとすると、吐き気に襲われたりするそうです。あまり聞きなれない名前ですが、本当につわりにはさまざまな症状があり、妊婦さんによって症状だけでなくその程度もそれぞれ異なるのですね。つわりを人と比べたり、軽い重いを自分で判断したりせず、気になったらかかりつけの医師に相談すると安心ですね。
監修/助産師 松田玲子