そんなある日、塾長がコワモテ先生を褒めている所に遭遇したオイカリ先生。「自分も褒めてほしい!」と塾長にアピールをするものの、良子ちゃんがいじめで休んでいる件について問われてしまいます。
さらに、塾長に「犯人は分かったんですか?早く解決してください」と言われてしまい、焦ったオイカリ先生は、早速良子ちゃんの家に電話をかけるのですが……?
即行動に移した先生。しかし…?
「もしもし出来杉良子さんのお宅ですか?
どうしても良子さんとお話ししたいのですが……」
「すみません先生……。うちの子
塾の人とは話したくないって言っていまして」
電話をかけたものの、
断られてしまったオイカリ先生。
「授業についていけなくなったら
かわいそうですし……」
すると、良子ちゃんのお母さんから
「臨時で家庭教師を雇いましたので」と、
決定的な言葉を言われてしまいます。
家庭教師を雇い始めたという言葉に、
オイカリ先生の胸はざわつき始めます。
(良子が優秀なのは俺が教えているからなんだよ。
早く良子が案心して戻って来られるようにしないと……)
そして、何か閃いた様子のオイカリ先生。
(つむ田の鼻をへし折って、
今度こそ追い出さなくては……)
そう固く決意をしたのでした。
"良子が優秀なのは俺がいるからだ"と、自分の都合のいいように解釈するオイカリ先生ですが、この思考はかなり自意識過剰ではないでしょうか。また、良子ちゃんのお母さんに対しても、心の中で馬鹿が……っ"と、見下した発言をした発言をしているのも、オイカリ先生の人間性が現れている気がして、気になってしまいました。