生理中のつらさ
私は生理中、腹痛に始まり、頭痛、腰の重だるさや、ナプキンの不快感などに悩まされています。いつも生理のときは鎮痛薬を飲みますが、それでも痛みが取れるわけではありません。私はもともと完璧主義な性格で、「生理中でも家事や育児を完璧にこなせるようにしなくては」と、体がつらくても家事や育児を頑張っていました。
そんなある生理中の日、ドラッグストアで「スプレーするだけで浴槽をこすらなくていいお風呂掃除洗剤」を目にしました。購入して使ってみると、普段、体がつらい中お風呂掃除をしていたのが、まったく体の負担なく掃除をすることができたのです!
完璧主義は一旦、封印
このことが私の中で大きく、その日をきっかけに「普段いろいろと頑張っているんだから、生理中くらい自分を甘やかしていいんじゃないか」と思えるように。
食事もレトルトやお総菜を使っていいし、ほとんど毎日かけている掃除機はお休みしたっていい。お風呂掃除は毎日洗剤をかけてこすって洗っていたけど、こすらずスプレーして水を流すだけでも、十分きれいになります。
また、私の夫は家事に協力的なので、「今日生理がきちゃってつらいから、早めに休んでもいいかな」と言うと、夫は「いいよー。残りの家事は俺がやっておくよ」と言ってくれることがあり、夫にも甘えてみようかなと思うようになったのです。
精神的にもラクに過ごせるように
生理中に自分を甘やかすことができるようになってからは、精神的にとてもラクに過ごせるようになりました。前までの私だったら、「あれもやらなきゃ。これもやらなきゃ。そのあとには、これも……。おなかが痛いし、腰もだるいのに」と焦燥感にかられながら、家事や育児をしていました。
それが今では、「生理中だし、今日の夕食はお惣菜でいいや」「腰も痛いし、お風呂掃除は手抜きしちゃおう」と思えるようになったので、体調と相談しながら、家事ができています。
もともと完璧主義な私ですが、生理中は「自分を甘やかしてOK」というマイルールを作ってから、体の負担も少なく、精神的にもラクに過ごせるようになりました。生理中に無理をしても、自分がさらにつらくなるだけなので、このルールを作ってよかったと思っています。
著者/吉川みきな
作画/ちゃこ
監修/助産師 松田玲子
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