母から渡された生理用ショーツ
私は小学校高学年で初めて生理がきました。それから間もなくして、母から「これをはくといいよ」と渡されたのは生理用のショーツでした。しかし、その生理用ショーツは薄だいだい色で、おばさんっぽいデザイン……。当時小学生だった私は、その生理用ショーツをはくことに抵抗がありました。
それでも、母にすすめられたこともあり、次に生理がきたタイミングではいてみることに。念のため、生理用ショーツの上にナプキンをつけて「これなら大丈夫だろう」と安心していたのですが……。
トイレでショーツを確認してびっくり。なんと、ナプキンから漏れた経血がショーツについてシミになってしまっていたのです!
汚しちゃった!
服には染みていませんでしたが、私はショーツに経血がのシミができてしまったことに強いショックを受けてしまいました。なぜなら、“生理用ショーツをはいておけば、経血漏れを完全に防げる”と私は勘違いしていたからです。
生理用ショーツは、生理時に普通の下着を経血で汚さないようにはくものですが、当時の私にはその認識がありませんでした。そのため「母からもらった下着を汚してしまった」「怒られるのではないか」とショーツを経血で汚したことがショックだったのです。
お母さんに怒られるかも…
しかし、母に生理用ショーツを汚したことを打ち明けると「あらー、汚れちゃったのね~」とすんなり受け入れてくれて、怒られることはありませんでした。そして、経血のシミが目立っていた薄だいだい色の生理用ショーツの汚れは洗濯すると簡単に落ちました。
初潮を迎えて間もなかった私にとって、経血漏れはとてもショックな出来事でした。また、そのときにはいた生理用ショーツがあまりかわいくないデザインだったこともあり、この出来事があってから、なんとなく生理用ショーツを避けるようになってしまったのです……。
しかし、今では生理用ショーツはデザインも機能性さまざまだと聞きます。絶対に経血漏れを防げるわけではありませんが、実際にはメリットがたくさんあると思うので、今後は生理用ショーツを使用することも前向きに検討したいと思っています。
著者/百田
イラスト/まっふ
監修/助産師 松田玲子
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