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「あ、やばい…」朝起きると違和感…家族旅行中に起きた悲劇とは?

初潮を迎えてしばらく経ったころ、家族旅行に行きました。そのとき、ちょうど生理が。経血量も少なめだしなんとかなるだろうと思っていたのですが……?

「あ、やばい…」朝起きると違和感…家族旅行中に起きた悲劇とは?

 

予想外のタイミングで生理に…

小学6年生のときでした。楽しみにしていた家族旅行中、ホテルに到着してトイレに行くと、まさかの生理に!

 

しかし当時まだ初潮を迎えたばかりで、経血量も少なく下着が少し汚れる程度だったので、なんとかなるだろうと思っていました。生理になるとは思ってもいなかったので、ナプキンも持ってきていません。

 

なんとなく母に相談するのも気恥ずかしく、誰にも言わないことに決めました。日中はこまめにトイレに行くことでなんとかなり、そして夜を迎えました。

 

悲劇は翌朝起こる

寝るときもこれくらいの経血量なら大丈夫だろうと楽観的に考えていて、なにも対策せずに就寝。そして翌朝、目覚めた瞬間におしりのあたりに違和感を覚えたのです。

 

湿っているような感覚があり、嫌な予感がして、なかなか起き上がれずにいました。ようやく意を決して体を起こし、そーっと見てみると昨夜まで真っ白だったシーツには、ごまかしようがないほどべっとりと赤黒い血が付いています。初潮が始まったばかりだったため、寝ている間に経血がこんなに漏れるという知識がなかった私は、このとき初めて経血漏れについて理解しました。

 

「やってしまった」というショックからその後の記憶はあいまいです。罪悪感で頭がいっぱいで、母がどのように対処してくれたのかも覚えていません。「シーツやベッドはどうなるのだろう。もしかしたら弁償になるかも。私のせいだ、どうしよう」と顔面蒼白状態になったことだけは覚えています。楽しいはずの旅行は、生理について無知だったがゆえに、最悪な状況となってしまいました。

 

 

この旅行で、生理中は油断してはいけないことを学びました。小学6年生で経験した失敗は、私の中で今でも戒めとして残っています。夜は必ずおしりまで覆う大きめのナプキンをし、ショーツもサニタリー用のものを着用するようになりました。いろいろなアイテムを駆使しながら生理と付き合っています。

 

著者/西平みお
イラスト/おみき
監修/助産師 松田玲子

 

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