帝王切開での出産を終え、痛みに耐えながらまともに寝られなかったぺ子さん。体を休めるために夜間のおっぱいは看護師さんにミルクをあげてもらい、寝ることにしました。しかし、眠りについたのも束の間……。今度は傷の痛みではなく乳腺炎の痛みで目が覚めてしまい、結局またもや一睡もできませんでした。そんな中でも、どんどん時間は過ぎていき……!?
痛み止めを追加しているはずなのに…
※点滴刺入部は正しくは前腕になります。
※点滴刺入部は正しくは前腕になります。
※赤ちゃんが助産師さんの手から離れていますが、実際は手で抱えています。また、同じ赤ちゃんを2回連続で沐浴することはありません。
一睡もできないまま迎えた朝。看護師さんから沐浴指導があると告げられます。傷の痛みは徐々におさまっているものの、やはりまだ少し痛みます。実際に立ちあがって歩いてみると「ピリ……」という違和感をおなかに覚えました。これまでの経験で、痛み止めは我慢せずに追加してもいいと学んでいたぺ子さんは、念のため追加してから沐浴指導に向かったのでした。
看護師さんからひと通りの流れを教えてもらい、いざチャレンジ。沐浴は順調に進みますが、おなかが徐々に痛みだして……ついにギブアップ。
「おなかが死ぬほど痛いです……」
絞り出した声で看護師さんにそう伝えるのが精いっぱいでした。痛み止めも効かないほどの痛さを感じたこともあり、念のため外科の先生に診察してもらうことにしたのでした。
痛み止めを追加して万全の準備だったはずが、まさかの激痛に襲われることになってしまったぺ子さん。沐浴をするときの少し前かがみになる体勢は、術後の体にはつらそうですね……。体のケアをしながら、限られた入院期間に覚えることも多く、産後のママは大変です。気になることは看護師さんや助産師さんに相談して、少しでも不安を払拭したいですね。
監修/助産師 松田玲子