不用品回収業者が息子を見て涙したワケ
p>
夫の転勤のため、引っ越しすることになった私たち家族。引っ越しに向けて不用品回収業者に食器棚の引き取りをお願いすることにしました。当日、不用品回収業者がやってきましたが、夫は仕事だったので家にいるのは私と2歳の息子だけ。「お邪魔します」と言って部屋に入り、リビングで遊ぶ2歳の息子を見るなり業者さんは固まり、「すみません……」と涙を流し始めたのです。突然の出来事に私もビックリ! とりあえず話を聞くことに。
業者さんは奥さんと結婚したばかりで、同時期に奥さんの妊娠も判明。奥さんは元々夜遅くまで仕事をしており、つわりの症状が出始めても無理をして仕事を続けているそう。業者さんは奥さんの体調とおなかの子が心配という思いから「仕事をやめてほしい」と奥さんにお願いしたそうです。心配がゆえの発言でしたが、それを聞いた奥さんは激怒。その日から約1週間、無視されていると言うのです。業者さんは「妻にわかってもらえなくて……。そこで遊ぶ息子さんを見て、もしおなかの子どもに何かあったら……」と、心配でつい涙がこぼれてしまったようです。突然のことに私は驚きましたが、業者さんは話ができて少しスッキリした様子。無事に家具を回収し、何度も頭を下げて帰っていきました。
最近、私自身も夫婦ゲンカが多かったので、夫の気持ちを考えるきっかけになりました。夫婦と言えども、相手を思いやるがゆえに衝突してしまうこともあります。もっと夫としっかり話し合っていこうと思うきっかけになった出来事でした。
著者:高橋くるみ/30代女性・主婦。2歳の男の子のママ。元気すぎる息子との日々に奮闘中。趣味はYouTubeやNetflixを見ること。
作画:Pappayappa
※ベビーカレンダーが独自に実施したアンケートで集めた読者様の体験談をもとに記事化しています