パニ子は26歳の主婦。夫・ケンタと、1歳になったばかりの娘パニ美と、3人で暮らしています。
娘に嫉妬するわがまま夫
2年前のパニ子とケンタの結婚式でのこと。ケンタの幼馴染であり同僚でもあるカナトと一緒に楽しく談笑していました。しかし、ケンタの幼馴染・ルカという女がずっとパニ子を睨んでいます。
義母曰く、昔からルカはケンタを兄のように慕っていたので、嫉妬しているのではないかと。新婚ホヤホヤだった2人は、ルカの嫉妬も「かわいいもんよね」と流していたのです。
その後パニ美を出産すると、ケンタは「最近パニ美のことばっかり……」と拗ね始めます。そして半年後にはパニ子の作る料理に文句を言い、「パニ美にばっかりかまけているから、家事も疎かになるんだ!」と帰宅時間もどんどん遅くなる一方です。
夫が単身で海外赴任へ
そんなある日、ケンタに海外赴任の話が。離れて暮らすことで、お互いの存在の大事さを感じられるかもと考え、ケンタのみが単身で行くことに。数カ月が経ったある日、ケンタから電話がかかってきました。
「毎日子どもを母さんに預けているって!? 実家の前に置き手紙残して、子どもを置いて出かけてるって本当なのか!?」と身に覚えのない話で責めてきます。そして「さては、パニ美を母さんに預けて不倫してるんだろ!?」とケンタの疑惑は深まるばかり。
実家にパニ美を連れて帰省中のパニ子は反論するものの、聞く耳を持ちません。「慰謝料ふんだくって離婚してやる! 覚悟しろ!」と電話を切られてしまいました。
夫の不倫相手は、幼馴染!?
身に覚えのない話で責められたパニ子が義母に電話をすると、「パニ美ちゃんなら預かってるわよ」と言うのです。偶然会ったカナトとともに、真相を確かめるべく義母のところへ向かいます。すると義母の家には確かにパニ美と同じくらいの子どもがいるではありませんか!
パニ子は、この子はパニ美ではなく、一度も預けていないことを話し、みんなで「この赤ちゃんは誰なのか」と考えていると、「ルカかもしれない……」とカナト。
カナトは、先日ベビーカーを押すルカと偶然近所で再会したそう。しかし、誰の子なのかを聞いてもはぐかされたとのこと。嫌な予感がしたパニ子は、カナトと一緒にルカの家へ。
ルカのスマホを取り上げ、着信の履歴やら写真のデータなどチェック。パニ子の予想通り、ケンタとルカは不倫をしていました。
結婚前から幼馴染とデキていた夫
しかも、ケンタはパニ子と結婚する前からルカと男女の関係にあったそう。パニ子とケンタが結婚するタイミングで妊娠が発覚し、ルカと子どもの生活の面倒を一生見ると約束したケンタは、パニ子には秘密にするようルカを説得。一度は縁が切れていたものの、パニ美の育児が始まるとまた不倫の間柄に逆戻りしたのです。
ケンタが海外に行くと自暴自棄になったルカは、パニ子のふりをして子どもをケンタの母に預かってもらって連日男と遊び歩いていたそう。ルカの子は結局ルカの両親が引き取ることになりました。
妻の不倫を疑う夫に、夫の不倫の証拠をつきつけて
数日後、パニ子の浮気を疑ったケンタは帰国。憤るケンタに「ルカさんと不倫してたんでしょ? 証拠もあるの」と詰め寄ると、ケンタは大慌て。パニ子は慰謝料と養育費を請求して離婚を言い渡します。
その後、ケンタはカナトに会社で不倫の話を広められ、白い目で見られるようになり退職。多額の借金を背負って、工場で昼夜働いているとのこと。同じく慰謝料を請求されたルカは、住み込みのきつい仕事をしているそう。自業自得ですね。
一方、パニ子はカナトの父の知り合いの会社で仕事を始めました。真面目で優しいカナトとも意気投合し、1年後付き合うことに。今度こそ幸せになれるといいですね。
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