帰宅するとすぐに、リカさんからメッセージが。「あのさぁ、気をつけてよね! まじ最近サラが意地悪でワガママな性格になってんの! ユージさんとサラが合わないのも、はなちゃんが原因!」。なんとリカさんは、さらにはなさんを咎めてきたのです。はなさんの怒りは爆発。壁を殴り、抑えきれない怒りを発散させ、「もう絶対、協力せん!!!」と心に決めます。
翌朝、傷つけてしまった壁と、自身の手を見て後悔に駆られていると、突然サラちゃんが訪ねてきました。「お話、聞いてほしいの」と扉の向こうで呟くサラちゃんは、ひとりで来た様子。もう関わらないと決めていたはなさんは、サラちゃんを受け入れるか迷っていましたが……。
泣きながら許しを請う少女…
「話? なんだろう。このまま無視する? でも、でも……」
はなさんは葛藤の末、扉を開けることに。
「どうしたの?」
「あ……え……」
涙ぐむサラちゃんは、「サラのせいで、ごめんなさいっ」と、勢いよく頭を下げました。
「ただスケボーを買って欲しかっただけなの。ママにおねだりしただけなの。ちょっとワガママ言っちゃったの」
リカさんが「サラにもっとスケボーをやらせてあげて! はなちゃんのせいで、サラがワガママな子になってるんだから」と言った理由がわかりました。
「サラ、つむちゃんとつむちゃんママと遊べて楽しいから、だから……だから……」
涙を流し、許してもらおうと必死に訴えるサラちゃん。その姿に、はなさんは思わずサラちゃんを抱きしめます。
「ううんっ! 私こそごめん!! サラちゃん何も悪くないもんね。本当にごめん」
はなさんはサラちゃんに申し訳ない気持ちで、涙が出てくるのでした。
ひとりではなさんに謝りに行ったサラちゃん。小学1年生の子どもにとって、とても勇気のいる行動だったのではないでしょうか。そして、土日に母親といられないサラちゃんにとって、つむぎちゃん親子の存在はとても大きなものになっているようです。
はなさんが言うように、サラちゃんは何も悪くありません。不倫相手との関係ばかりを考えて、子どもをこんなにも苦しめている事実に、リカさんは気づいていないのかもしれません。はなさんには負担がかかってしまいますが、リカさんに期待できない以上、できる限りサラちゃんのフォローをしてあげてほしいと思ってしまいますね。皆さんがもし、はなさんの立場ならどうしますか?