gachaさんは帰宅していた夫に、義実家での出来事を報告しました。すると夫は「長男くんが下に見られてるだけなんじゃない?」と、猫が威嚇してきた理由を推測。
さらに、長男くんが大きくなったら猫も威嚇しなくなる、今だけのことだと夫に言われ、不安が残るgachaさんでしたが……?
猫がいない?…と思ったら予想外の展開に!?
長男くんが猫に威嚇されてからも、何度かお義母さん宅に遊びに行ったgachaさん。
しかし、猫の態度は相変わらずで、長男くんにだけ威嚇し続けていました。
はぁ……どうしたものか。
そう思っていたある日のこと。
お義母さん宅に上がったgachaさんがあたりを見回しますが……猫がいません。
「どうしたの? キョロキョロ周りを見回しちゃって」
「あっ! 猫ちゃんはどこに行ったのかなぁ~って……」
gachaさんがそう言うと、お義母さんは……
「あぁ! さっきね……外に出て行ったわよ。外に出してってうるさいから、さっき出してあげたのよ。ごめんね。会いたかったんだよね?」
笑顔でそう答えました。
「え……あのぉ……外に出してるんですか?」
「そうよ。ずっと家の中にいても暇だろうし。でも大丈夫よ。昨日もその前もちゃんと家に戻ってきたから」
gachaさんには飼い猫を放し飼いする概念がなく、驚きのあまり無言になってしまいました。
そうしているうちに、玄関の方からカリカリと爪でドアをひっかく音が聞こえてきました。お義母さんが玄関のドアを開けると、泥だらけになった猫の姿が……。
「あらあらどこに行ってきたの? でもちゃんと帰ってきてえらいでちゅねー。こらこら、体拭かなきゃ!」
お義母さんを無視して、部屋の中に入っていく猫。
するとお義母さんは……
「本当に自由な子。この家に慣れてくれたってことなのかしらね? ま、いっか。元気があってよろしい!」
そう言って外から入ってきた猫の体を拭くこともなく、床は汚れたままで放置するのでした。
gachaさんが知らないうちに、お義母さんの猫は家と外を行き来する放し飼い状態になっていました。お義母さんが猫を連れて一緒にお出かけするならまだしも、猫だけ外に出しているということは、他所でフンをしてそのままだったり、他の動物等に危害を加えていたり、逆に襲われたり事故等に遭って死んでしまうこともあり得ます。さらに、不妊・去勢等の手術をさせていなければ、知らないうちに妊娠している・させている可能性も……。安易に猫だけを外に出すのは、猫自身のためにも良くないですね。