転院先であるリハビリ院に到着し、入院手続きをおこなったエェコさん。洗濯やCS(ケア・サポート)セットという入院時に必要なものを1日単位でレンタルできるサービスがありましたが、お金の都合で泣く泣く断念することに……。
その後、看護師からリハビリ用の服を持って来て欲しいと言われました。動きやすいルームウエアのようなウエアのような服と言われたのですが、お父さんのルームウエアはいわゆる「オヤジ」のようなものでした。
リハビリ用の服がない!
リハビリは動きやすい服装が必要なのだそう。なので、ポロシャツやジャージなどを持って来て欲しいと言われました。
また着替えもリハビリの一環なのだそうで、脱ぎ着しやすいことも大事なのだそう。なので、ルームウエアのような服がいいそうです。
しかし、私の父のルームウエアはステテコにモモヒキ、腹巻きの3点セット。冬は上にはんてんを着ているだけなので、基本的に1年中同じスタイルでした。
実家を整理したとき、父の服も一通り確認していたのですがリハビリに向いている服なんて1着もなく……。また私が自腹で購入しなければいけませんでした。
父は転院前の病院できれいな洗濯物と汚れた洗濯物を混ぜてしまったり、財布をごみ箱に捨ててしまうことがありました。そのことを伝えると、洗濯物は分別して財布はナースステーションで預かってくれるということになりました。
私はこれで洗濯物や財布についてはひと安心! と思っていたのですが……財布を預けるという行為に心底悩まされることになります。
父は高次脳機能障害の影響で短期の記憶が保てません。「最近のことを覚えていられない人の財布を預かってもらう」ということがどういうことなのか、このときの私はしっかりと考えられていませんでした。
お父さんの服以外にもエェコさんはマスクやタオル、電気シェーバーなど入院中に必要なものを買いそろえました。1万円程度の出費で済んだそうですが、着実に減っていくお金にエェコさんは悩まざるを得ませんでした。子どもに苦労をかけないためにも、貯金や身の回りの整理は大切なことなのかもしれませんね。
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