やさしく接してくれているのに
まず会社に欠勤の連絡をすることに緊張してしまいました。当時の職場は少人数体制で、自分が休むと他の人に負担をかけて申し訳ないという気持ちに。
休んでも会社のことが浮かび、緊張しているような状態です。後日、出勤すると職場の先輩から「こっちは全然平気だよ。大丈夫だった?」と声を掛けてもらいました。
ほっと安心すると同時に涙があふれてきて自分でもびっくり。
やさしい言葉を掛けてくれているのに気持ちがざわざわして、無性に家に帰りたくなったのです。
メンタルクリニックを予約してみて
50歳のいい大人なのに泣いたりして恥ずかしい! と思っても気持ちのコントロールができなくて、ずっと心がどんよりとしている日が続きました。
更年期だからかなと原因を考えてもわかりません。この状態を家族に打ち明けたら「お医者さんに話してみるといいかもしれない」と言われました。
病院に行って解決するのかなどいろいろと浮かびためらいましたが、このままモヤモヤした状態でいたくない……。
そこで初めて地元にあるメンタルクリニックを調べて受診の予約をしてみました。
自分を責め過ぎてしまう
緊張しながらクリニックに行ってみると、先生はやさしく迎えてくれて話しやすい雰囲気で安心しました。
まず私の生い立ちなど過去の話から、仕事のことなどを話しているうちに、自分が陥りやすい考え方のパターンに気が付きました。私は何か失敗したと感じると自分を責め過ぎることが多いようです。
先生からは薬などの処方はなく、まずは睡眠や食事、休憩を取ることをもっと意識して過ごしてみてくださいと言われました。
まとめ
私にとって、メンタルクリニックへ行き心の状態を先生に話してみるという行動を起こせたことが大きかったようです。その後会社にも自分の状態を相談し、しばらくは勤務形態を変えてもらうなど心と体の休息時間を取ることになりました。それからは誰にでも不調な日があるのだから自分を責めずに受け入れて、休むことも必要だと思えるようになりました。
※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。
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著者:滝内 まい
出版社や眼鏡屋など、あらゆる職種を経験。趣味はイラストを描くことや美術館でアートに触れること、読書など。