「彼、隣で寝てるんだけど」早朝に元カノからの電話。次々と彼の秘密が暴かれて！？

 

23歳のとき、社会人になって初めての恋愛をしました。

 

お相手は、黒髪短髪、黒縁眼鏡とさわやかな見た目で、誰にでもウケがよさそうな印象の8歳年上の男性。

 

今まで30代の人と付き合ったことはなく、今回の彼は学生時代に付き合った男性たちとはまったく異なるタイプでしたが、私は「大人な恋愛ができるかも♡」とワクワク！ 実際に彼とのお付き合いが始まると、ゴルフや雰囲気のいいバーへ行ったり、知り合いの高級旅館へ行ったりと、まさしく絵に描いたような年上男性との恋愛がスタートしたのです！

 

付き合って3カ月が経ったある日。プルルルと私のスマホが鳴ってディスプレイを見ると、彼からの電話でした。時刻はまだ肌寒い朝の4時で、「なんでこんな時間に？ 何かあったのかな？」と不安になりながら電話に出ると……。

 

「あなた誰？ 今、彼が私の横で寝てるんだけど」と、聞き覚えのない女性の声が聞こえてきたのです！

 

声の主は、自分は元カノだと名乗ります。その後、よくよく事情を聞いたところ……なんと、彼は元カノの実家で同居していると言うのです！ 別れてもなお元カノの実家を出ず、元カノと元カノのお母さんが住む家で居候し続けていると。しかも元カノからの密告で、彼がデートのときに乗っている高級車がレンタルだったことも判明！

 

元カノとの会話から、彼はただ素敵な年上男性を装っていただけとわかり、私の恋の熱は一気に鎮火されました。それに、元カノと本当に別れているのかどうかもよくわからない状況です。その場で元カノに「別れると言っておいてください」と伝えて、電話を切りました。

 

その後、異変に気づいた彼が、朝の6時ごろに車（例の高級車）を飛ばして私の家にやってきました。そして、私の前で体を90度に曲げて謝罪を始めたのです。彼は謝ってくれましたが、私はずっと彼に嘘をつかれていたことが許せず、「いくら着飾っても、いつかはこうして化けの皮が剥がれるのだな……」なんて考えながら、ただただ呆然としていました。

 

このとき、今後の恋愛では、見た目や持ち物、連れて行ってくれる場所などで男性を判断してはいけないと、強く心に刻み込んだのです。

 

おかげで今は素敵な男性と結婚し、毎日、笑顔あふれる生活を送っています！

 

文／aiさん