レクトについて事前に情報を集めていたソウのお母さん。その際、「レクトは育児放棄を受けている可能性がある」という情報通のママ友の話や、「レクトの姉に娘がカツアゲされそうになった」という保護者・高木さんの話が耳に入りました。
高木さんの話では、「レクトの姉は娘に執着していて、先生の協力のもと、ふたりを引き離した」という事件があったそう。レクトには複雑な家庭事情がありそうで、ソウのお母さんは「ただのトラブルでは済まない」と心配していました。
そして、鈴木先生からの「ふたりを引き離そうと思う」という話を受け、「ソウのことを一番に考えたい」と思ったソウのお母さんは、提案を受け入れますが……。
トラブルになった相手の少年の家庭は…
「ふたりを引き離すということでお願いします」と鈴木先生に伝えた、ソウのお母さん。気になっていたことを尋ねます。
「レクトくんの家について少し耳にしたのですが、児童相談所などは動いているんですか?」
「すみません、個人情報なので何も言えません。ただ、レクトの家は学校に対して協力的ではないのは事実です」
そのためトラブルが起きたとき学校側は、「被害者の児童をどう守るかに重きを置いている」と話す鈴木先生。
「ソウを守るため、学校と家庭で協力して、対策を考えていくかたちです」
鈴木先生は、ふたりを引き離す提案をした理由を説明してくれました。
「ありがとうございます。先生、よろしくお願いします」
ソウのお母さんは、鈴木先生を信じて任せることにしたのでした。
ひとまず「ふたりを引き離す」という方向で、解決に向かおうとしている今回のトラブル。これでソウが安心して学校生活を送れるようになるといいですね。しかし、「レクトの親は、学校に協力的ではない」という先生の話は、「子どもに関心がないのでは?」と、とても気になってしまいます。ソウと同じく、レクトも安心して生活できる環境が整うことを願うばかりです。