そこは…恥ずかしい!
私はVIOの毛が濃いのが悩みでした。ショーツからはみ出すアンダーヘアをちょこちょこ処理するのが面倒だったこと、そして生理時に経血がつくのが気になることから、自己処理の際はかなり広範囲を剃っていました。しかし、カミソリで処理すると肌への負担が大きく、処理後に生えてくる毛がチクチクするのも苦痛。
ワキの脱毛経験がある私は、脱毛後の快適さとサロンの施術技術に信頼を寄せていたので、悩みのタネであるVIOの脱毛もお願いすることに。
いざ施術の日を迎えると、下半身は真っ裸な状態にい羞恥心でどうにかなりそうです。けれども相手はプロ。恥ずかしがる私をよそに、顔色ひとつ変えず私の足を開きおしりをチェックします。
私が通っていたサロンでは脱毛前に自分で毛を処理する必要があったので、VIOも直前にしっかり処理したつもりでしたが、限界があったようです。特におしりは剃り残しがあったようで、サロンのお姉さんは無言で、私のおしりの穴付近に電気シェーバーを当て剃っていきます。
初めて会った相手におしりを広げられ、毛を剃られる私。屈辱にも似たような気持ちです。このときVIO脱毛のハードルの高さを思い知ったのでした。しかし、これを耐えなければ快適な生活は訪れません。無の境地で電気シェーバーの時間を乗り越えました。
恥ずかしいだけなら良かったけれど…
VIO脱毛で乗り越えなければいけなかったのは、恥ずかしさだけではありませんでした。ワキ脱毛の経験があったので、「脱毛時の痛みはあるけど耐えられるだろう」と思っていました。しかし、VIO脱毛の痛みはそんなに生半可なものではありませんでした。
特におしりのほうは、自分の意思に反して体がビクンと跳ねてしまうような痛みです。「肛門はこんなに敏感な場所だったのか……」と思いながら痛みに耐えていました。そんなわけで、羞恥心を捨て去り、あらぬ場所で感じた激痛にも耐え、どうにか無事にVIO脱毛を終えた私。結果としては、脱毛のおかげで生理時はもちろん、夏場も蒸れることが少なくなり快適に過ごせるようになりました。
はじめは痛みと恥ずかしさで憂うつな気分にもなりましたが、脱毛の回数を重ねるごとに毛量が減っていき、モチベーションにつながりました。最後はウキウキで通っていたのを思い出します。次第に羞恥心も感じなくなり、なにか大切なものを失った気もしないでもないですが、代わりにお手入れいらずの肌を手に入れたので良しとしたいです。
※妊娠中はホルモンバランスの影響で皮膚が敏感になり、肌トラブルが起きやすい状態になっています。妊娠中のレーザー治療は控えましょう。妊娠中に体毛が濃くなる場合もありますが、産後に戻ることがほとんどです。
※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。
著者/匿名
イラスト/藤まる
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