こんにちは。ママライターの里川まちこです。離乳食が進むに連れて始まる「手づかみ食べ」。こぼしたり投げたり……と食卓も部屋も汚れてしまいますが、実は赤ちゃんにとっては大事なステップ!今回は、そんな「手づかみ食べ」について、小児科の先生に聞いた大切な役割と、わが家で実践した環境づくりについてご紹介します。
なぜ大事?「手づかみ食べ」の持つ役割
「手づかみ食べ」には大きく2つの役割があるといわれています。ひとつは手の発達を促す作用。自分で「目的のものをつかむ」ことや、小さなものを「つまむ」ことの練習になるのだそうです。
もうひとつは、食事に対するよい感情をはぐくむ作用。素材に直に触れて食事することで、より「ごはんは楽しい」と感じられるのだそうです。「汚れちゃうから」と手づかみを妨げてしまうと、赤ちゃんがかんしゃくを起したり、さらには食事をいやがるようになってしまったりすることもあるそうです。
「手づかみ食べ」の環境づくりをしよう!
わが家では、息子が手づかみ食べを始めたころから、汚れないように床のカーペットをはずし、食事ときにはチラシを敷くようにしています。以前はレジャーシートを使っていましたが、終わったら洗わずに捨てられるチラシの方がよりラクチンです!
お皿はプラスチックや木製など、投げても割れないものを使用。台拭きでは済まないほど、汚れるテーブルの上には、シリコン製のランチョンマットを敷き、少しでも片付けが気楽にできるようにしました。
スプーンやフォークも用意しよう!
「手づかみ食べ」が進んでくると、今度はスプーンなどの道具を使って食べることに興味を持ち始めます。「まだ使えないから」と思っても、とりあえず食卓に用意しておくだけでも、赤ちゃんにとっては刺激になります。
スプーンをごはんに突っ込んでみたり、お皿をかき混ぜたり叩いたりしたら、使おうとしているサイン。まだまだ上手にすくったり刺したりはできなくても、練習させてあげるといいですよ!
ときにママの悩みの種にもなる「手づかみ食べ」。わが子の成長の証しだと思って、見守ってあげたいですよね。わが子の「手づかみ食べ」を応援するためにも、片付けるママ・パパに合った食卓まわりの環境づくりができるといいですね。(TEXT:ママライター里川まちこ)