みちかさんは父、母、兄の4人家族。小さなころからヒステリックな母に理不尽な扱いを受けていました。
高校生になり、父と兄が家を出たことで母と二人きりの生活が始まったみちかさん。心安らぐのは愛犬・ミルクとの時間だけ。しかし、母の言動に我慢ができなくなり、父を頼って一人で家を逃げ出しました。
しかし、母の元に残したミルクは衰弱し、命のかかわる病気になってしまっていました。
「お母さんと絶縁したい」
みちかさんの言葉をきっかけに、父は兄と話し合うことに。兄は、母の暴走は父のせいでもあると、これまで抱え込んでいた不満を父にぶつけます。
その後、父から離婚を告げられた母は親権について揉めることに……!
みちかの親権はどうするの?3人で話し合いすることに…
父が母へ離婚を告げ、みちかさんの親権は父が持つと伝えると、「育児はほとんど私がしたのに!」と納得がいかない様子の母。
母はみちかさんの親権を持とうと、いろんな角度から説得を試みます。
「お母さんのこと、嫌い?」
そう聞かれると、たまに見せてくれたやさしい顔が頭をよぎりますが、ミルクへのひどすぎる仕打ちを思うと「嫌い、許せない」と本心を伝えることができました。
「酷い!!! 一生懸命育てたのに!」
そう絶叫しながら、家じゅうの物を投げつけて来る母。これが最後に見た、母の姿でした。
その後、みちかさんは成人と同時にミルクを連れて父親のもとを出て独立し、就職。
結婚後、母が生活保護を受けていることを知りましたが、「あんな毒親、養う義務はない」と、書類をシュレッダーにかけました。
これまで、付き合う友だちさえ母に制限されてきたみちかさんは、初めて「自分で選んだ人」と過ごし、家族になることができました。
自分が選んだパートナーと、新しい家庭をつくることにしたみちかさんの表情はとても幸せそうです。
子どもは親を選べない……「親ガチャ」は確かに存在します。しかし、自立後どんな人生を歩むかは、自分次第ですよね。みちかさんには、自分の選んだ家族と幸せに暮らしてほしい、そう願ってやみません。
みちかさんの連載は、以下のブログからもご確認いただけます。ぜひチェックしてみてくださいね。
作画:kanata
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